すべてはつながっているんです [新聞記事]
2021.12.5
こんにちは。
昨日ブログに書く題材を忘れるという話をしたけど、その内容が判明してきた・・・多分。少し頼りないけど、きっとこんなことなんじゃないかと思う。いろいろあり過ぎて、書くのも何となく馬鹿らしく思えたりもしたから、今もって躊躇しないわけではない。でも、客観的に見ると、これが老化によるあきらめなのかとも思い、いやいや、それはいかんぞと思い返したところ。
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先日行われた衆議院議員選挙。街角のインタビューとか、電話調査では「投票に行く」「多分行く」を合わせると80%近く出ていた。これは今回はみんな関心を持っているんだとうれしく思ったけど、ふたを開ければなんのことはない55.93%。10人のうち4人、100人で40人、1000人では400人、1万人では4000人、10万人では4万人が行かなかった。日本全国では5300万人が未投票ということになる。55.93%というと、そんなに行っているじゃんと言う方もおられようが、日本全国1億2000万として6700万人しか投票に行っていないわけで、それで民意が反映されたとは、とてもじゃないが言えないと思ってしまう。ちなみに外国はもう少し高い。日本よりはましだ。もちろん、病気で入院している方にベッドのまま投票所に行けと言っているわけではないし、国民の4割が入院患者とも思えない。
その原因は何か。簡単に言ってしまえば「政治不信」の4文字になってしまうけど、それは選挙に行っていない皆さんのほうがよくご存じのはず。投票所に行こうと思わせない、思えないマツリゴト。今回の文通費100万円のこともしかり、政務活動費もしかり、前々政権の多くの不祥事しかり、戦後から脈々と続いている政治と金の問題が、無意識のうちに我々の脳裏に刷り込まれてしまったことにほかならないんだろうと思う。政治家=「うさん臭い」「関わらないほうがいい」「勝手にやって」「他人事」というフレーズのオンパレードになる。
その結果として、消費税も積極的に上げられない、社会保障も改善しない、政治家に自ら進んで寄付をしようなんていう発想は日本では全くない。だから議員はパーティを開き、資金を集める。
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誰が、どの組織が、この状況を打開できるかは知るよしもないが、嫌~な後味が残るのは、「流石、政治だ」と厭味の一つでも言っておこう。
北も西もきな臭い話が飛び交う中、せめて国の体制、枠組みぐらいはしっかりとしたものにしておかなければ、日本ばバラバラになり、一家離散になるとも限らない。