家づくりは一回では成功しない(219回)-水栓 [我が家]
2023.4.24
こんにちは。
久々に家の話です。最近、年を重ねてきたせいで徐々に徐々にできていたことができなくなってきてしまった。これは避けられない事柄であり、若者には全くと言っていいほど関係はないし、同じ年齢でも、それぞれ痛むところは違うわけで、それぞれがそれぞれの価値観でできる生活をできる範囲で営むことになる。
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我が家でできなくなってきたことのトピックは、水栓のダイヤル切り替えだ。浄水と原水の切り替えができなくなってきてしまった。これは家人の親指に痛みが出て、強く握れなくなったからだ。彼女の痛みの最大値はペンを握れない。ペンが握れないから字が書けないというものだ。彼女の仕事はペンを握りっぱなし、書きっぱなしに使うので、そこは非常に難渋しているようだが、本人はいたって平常心というか、落ち込むこともなく、日々生活を送っている。
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左斜めに伸びた先、丸い突端部分がその切り替えだ。そのダイヤル、正面から見て、「左」が原水シャワー、「真ん中」が原水ストレート、「右」が浄水に切り替わる。見た目はスタイリッシュ。使い勝手もよい。しかし、この先端部分は滑り止め的なザラザラもない、レバーもついていないもんだから、力があっても濡れた手だったり、石けん水が付いた手でダイヤルを握ると結構すべることは事実。それにもう一つの弱点がある。それはカートリッジ。3か月に1度交換とメーカーは書いてある。
これがそのカートリッジ。なんと3本で6,000円。これが高いか安いかは、その家庭家庭のご事情によることになるが、メーカーどおりに交換していれば8,000円/年でかかる計算となる。もっと細かく言えば22円/日かかる計算だ。当然、もっと安いカートリッジはあるが、この水栓には、このカートリッジという制約があるのも事実。水栓などメーカー指定をする方は多くはないはず。この辺も十分に研究すべき個所であることは間違いない。
もう一つ、大事なことがある。それは浄水にダイヤルをセットし、水を出すときに制約があることだ。「何?それ」と誰もが思う。入居したとき、私はそんなことは知らないわけで、普通に浄水の水を出したり、原水で食器を洗ったりしていた。1か月も経たないある時、「浄水」で水を出していたら、日々段々とその出方が弱くなってきたではないか。「あれっ? どうした?」と蛇口を覗き込むも水は、か細くなるばかり。水道代は払っている? 手続きするのを忘れていた?とか、いろいろと考えてみたが、やっぱり原因は浄水時だけ。
早速カートリッジメーカー電話。
私「水がよく出ないんですけど・・・」
K「そのカートリッジの場合、細くゆっくり出さないとグラスファイバが曲がってしまった、段々出方が悪くなるんです。ですから、ゆっくり水を出してください。申し訳ないですが1本無料で送ります」
・・・・と言われてしまった。なんのこっちゃ!まあ、理想を追求した結果が、かなり繊細になってしまって、我々が普通に台所で使う使い方をすると出が悪くなる。つまり、故障してしまうということらしい。
私は鈍感の極みなので、浄水であろうが、原水であろうが余り気にしないというか、分からないので、カートリッジなんか付けなくてもいいほうなんだけど、繊細な方々というか、我が家の奥様もしかり、その手のことに敏感な人たちにとっては、浄水の区別が付くものは無視できないんであろう。しかし、「浄水時、ゆっくり出せ」はないもんだと思うし、これは企業として企画変更、アップデートすべきことであろうと思う。
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で、今やっているのが、ここに幅広のゴム輪を巻き付けて滑り止めにした。しかし、きつく縛ってもゴム輪は大人しくしてくれず、家人が使うと直ぐにとれてしまうので、これも常態化は難しいところ。
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そこで今考えているのが、この商品。レバーが大きすぎるので半分にカットしたとして、水栓先端部分が入れば、何とかなるんではないかと思っているけど、そんなことやったことある人はいるんだろうか。
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・・・ということで、新築時、こんなドアノブを付けたいなんて思う人はいるはずもなく、キッチン、流し台を考えるとき、水栓のレバー/カートリッジの仕様は、世の奥様方にとっては、かなり重要なポイントかもしれない。