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水窪ダムのバスは素直だ(14)-寄り添う気持ち [生活]

2023.6.7

こんばんは。

今日は久々にバス釣りの話。アクセス解析を見ていたら、バスボーイがいるようで、2~3日の間に結構見ている方がいたので、私も自分のブログをひとしきり再読してしまった。

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私がよく行ったフィールドは印旛沼で、「オカッパリ少年」ならぬ「オカッパリ中年」であったが、正直余り釣れたことはなかった。釣れたと言ってもせいぜい2匹とか3匹とか・・・。

もちろん、「坊主」のときもあったわけで、そういうときは、何はともかく時間があったから行った。好きだから行った。日中であっても構わず行った。行きたいから行った・・・・という何とも無謀とも思える愚行。そんなときは決まって「坊主」だったと思う。

逆に釣れたと思う日は、自分から見た状況(都合)ではなく、自然界の生物、特に川の中に生物の気持ちになって考えたときは「坊主」は防げたような気がする。

「何知ったかぶりしてんの、この親父」と言われそうだけど、人間は「性欲」と「食欲」と「睡眠欲」が生涯つきまとうわけだけど、動物は、魚はどうだろうと思うと、性欲・・・これは子孫を残そうと我々よりもより崇高な気持ちで生殖行動を起こすわけで、「食欲」これも生きていくために、腹がへったと思えば狩りをするわけで、へっていなくても、何か口に入れておかないと、いつ食べられるか分からないという恐怖も一緒にあるわけで、これも魚にはあるだろうと思う。じゃ「睡眠欲」はどうだろうというと立ったまま寝るという生き物をいれば、眠らない魚もいるわけで、これはあんまり我々とイーブンではない気がする。

・・・ということは、彼ら(バス)は食欲は絶えずあるんだろうと想像がつく。春夏秋冬いつがいいのかというと、お説のとおり、春と秋が旺盛になることも想像がつく。

それじゃ、時間はいつ?

我々人間も朝は腹がへる。朝飯抜きだと大体10時、11時には腹が鳴る。しかし、動物は人間と違って暗くなると動きが止まり、朝が明けると同時に行動が始まる。春先なら4時過ぎには少しずつ暗闇が後退を始める。そのころにはもう既に活動を始めている。だから朝はぴか一早い。5時には既に自分のテリトリーを回り初めているはず。そこにすかさず釣り糸を垂らせば正解だけど、自分の感覚でちょっと早起きして8時ごろ釣り場に行ったとしても、大方はバス連中は食事は既に終了していることとなる。お腹いっぱいのところに疑似餌を入れたところで、それに反応するバスの数は多いはずはない。

つまり、自分の感覚ではなく、あくまでもバスの感覚で餌の時間を推理する。この推理が釣果に直接結びつくことになるのは当然の結末だと言えなくてもない。

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真夏の朝3時半に家を出発、30分かけ釣り場に到着し、4時過ぎにワームを付けたまま、水面の上2メートルぐらいをブランブランさせたまま、足場に気を取られていた隙に、その空中のワームにバスが飛び掛かるなんていう、バスフィッシャーマンがドリームジャンボを当てたような夢のまた夢を、余り釣果の期待できない印旛沼で体験できることもあるわけで、それは皆バスの気持ちに寄り添えた時だけだったと、今久々に思い出した。

フィッシャーマンよ、ガンバレ!

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