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晩婚化・一人っ子は悲劇的な結末を生むかもしれない(4) [医療・介護]

2017.7.14


悪い癖で、これだと思うと同じことをずっと書きたくなる。今日は菩提寺の法要(盆供養)があったので、車を運転しながら、いろいろと頭の中で原稿を練っていたのだが、書き留めないとすぐ忘れる。そのせいか、続けて同じ系統のことを書くことになる。いい案が浮かんだのだが、これから書くことは、この表題を書こうと思って1週間ぐらい前に思い浮かんだもの。携帯で打って、パソコンに送ったのだが、そのフォルダー保管をも忘れそうになったので、慌てて書くことにした。


親を高齢者住宅に入ることはありかなしか?の問題。

まだまだ、先のことと思っている人たちが冗談に施設に入ればいいと簡単に言う。しかし、現実はそう甘くはない。


確かに親を高齢者住宅に入れることは介護を軽減させるにはベストの方法だと思う。
特にひとりっ子の方にとっては必須のアイテムとなる。
しかし、問題がある。それはお金だ。便利なところだと月15万円は固い。地方の田舎なら10万を切るところもあるかもしれないが安かろう悪かろうの域は出ない。

現在、雨後のタケノコのように乱立ぎみの介護施設である。十分に吟味をする必要はありそうだ。

ひとりっ子の場合、その経済的負担は親で完結できないならば、すべて自分にかかってくるわけで、ひとりっ子はその経済的負担生活設計に入れつつ生きていかなければならない。途方もなく壮大な人生設計立てなければいけないことになる。


そんなことは現実にできるのだろうか。


特養」という言葉をよく聞く。特別養護老人ホームだ。安い。民間の3分の1ぐらい。しかし、公立なものだからシーツ替え、パジャマ替え、衛生管理は言うに及ばず、職員さんの対応もかなりフレンドリーで好感が持てる。ご家族さん向けの対応ではなく、あくまでも患者さん向けの対応だ。


だけど、なかなか入れない。なぜか、ご存じのように、それは応募者が多く順番待ちだ。永遠に来ないような順番待ちも多い。都内の特養はかなり遠い存在。これはやはり地方が有利だ。都内近郊もどんどんできてはいるが、その順番はどうなんだろうか。

特養の場合は、自宅介護とほぼ同じぐらいのかかりで済む。これは魅力だ。


自分が厚生年金満額(65歳)で退職、親がそのとき85歳の場合---親が20歳で子ども生んだことになるから、その条件に当てはまる方々は、どう見ても少ない。つまり、子どもがもっと若いときに親は介護状態になることを示している。それは50代? 40代? それに、この条件は親が85歳まで元気な場合だ。親がもっと早く寝たきりとなる場合も考えなければならなくなる。


介護離職という言葉が現実を帯びてくる。


つまり、親の懐具合も多少知っておく必要が出てくる。

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気になったニュースがあった [新聞記事]

2017.7.14

「契約社員やパート・アルバイトなど期間を定めて雇用する非正規社員を無期雇用の契約に切り替える企業が増えている。2018年4月から勤続年数で5年を超える非正規社員は無期雇用を申し入れできるようになり、対象は400万人以上に上る。18年4月を待たずに無期雇用を認めることで有能な人材を囲い込む動きが加速してきた。」というニュースだ。


一見するといいニュースだと思うかもしれないが、非正規社員にとっての身分保証は何も変わっていない。企業側から見ると人材確保と人員不足を補うためだけで、それを支えているのは景気がよいという今の経済状況だ。


つまり、景気が悪くなったら無期雇用が有期雇用に変更にすればいいだけのこと。ご存じのように、社員として採用してしまえば、その人間が社員不適格であったとしても会社側からは辞めろとは言わないのが通則であるから、この先法律が変わらない限り非正規雇用の待遇はあくまでも非正規であるということ。つまり、どこまで行っても、何年やっても社員同様の待遇にはならないということだ。


会社はあくまでも、利益をとれる方法しか考えないし、日本社会の安定度は何も考えないということ。誰にでもできる労働力は、未来永劫非正規社員で賄おうということだ。


この思想は貧富の差の拡大を意味し、欧米で起こっている難関な問題が日本でも起こってしまうのではないかと予想される近未来を意味するわけで、それは政府の舵取りが重要で、詰まらぬ問題でワイワイ言っている余裕がないことを意味しているのだが、それに気がつく政治家はいるのだろうか。

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