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今こそ点から面に [医療・介護]

2020.12.30

こんばんは。

今日は墓参りをした。年末の最後ぐらいはちゃんと締めなければ親に申し訳ないので、愚息と一緒に行ってきた。夕方ということもあり、人はまばらだ。とは言っても水汲み場は人がかち合うこともあり、やはり、年末の墓参りの雰囲気はあった。14年前に父、2年前に母がこの墓石の下に入った。いずれ、私も愚息もこの墓石の下に入ることになるのだろうが、私はより親密に、切実に、切迫に感じるが、若者はそんなことはつゆとして感じることもないのだろう。四十代そこそこの若者がそんなことを感じている暇があるはずもない。それでいいのだ。それが若さというものだ。

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先日、母親のときにお世話になったケアマネにメールをし、近況をお聞きした。ケアマネは直接被介護者と接しはするものの、施術をすることはないが、やはり、人のコントロールとコロナ禍における風評的な噂話とかで職場は落ちつくことはないようなメール内容であった。

介護事業所は雨後の筍のごとく数多くある。それは皆独立独歩。ある意味商売敵でライバルだ。人員を多く抱える事業所は多くの被介護者を擁し、財政的にも人員的にも安定する。しかし、小規模な事業所は少ない人数でやりくりすることで、経営的にも人員的にも安定しているとは言えず、被介護者の多くを抱えられないこととなってしまう。

訪問介護という制度は、自宅に介護者が訪問することで成立する。

被介護者は不連続で発生する。事業者はエリア制ではなく、その不連続で発生することに対応している。つまり、Aヘルパーさんはa町に介護に行き、次に訪問するのはc町で、その後x町に行き、またa町に戻る。つまり、その間、移動時間が発生する。別な言い方をすると、スーパーでパートとして働いていたとすると、1時間働いて20分休んで、また1時間働いて40分休む。そして1時間働いて60分休む。こんな働き方をヘルパーさんはしていることと同じになる。つまり、休み時間は移動時間だ。もちろん、移動時間は休み時間ではなく、移動時間として少しだけ給与は支払われるようだが時給よりは少ない。出るところはまだいいほうで支給しない事業所もあるやに聞く。

人手不足が言われて久しい。しかし、厚労省が事業所のエリア制を考える様子はない。そして、このコロナ禍となり、人手不足はますます拍車がかかり、時間どおり、曜日どおりに訪問することができなくなっている。

ならば、人手不足を解消するためにも、点と線の介護システムを事業所ごとに面で行う方策を考えてもいいのではないか。a町はD事業者、b町はF事業者、c町はE事業者が担当することとすれば、ヘルパーの移動はa町だけとなり、時間は極端に少なくなるだろうし、D事業者のやりくりがつかないとき、隣町のF事業者がD事業者に対してヘルプするということも可能になるわけで、最終的には被介護者の皆さんが助かり、事業者も助かるということになるわけなのだが、そういう発想はどうなんだろうか。

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