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トリアージ [コロナ]

2020.12.24

こんばんは。

メリークリスマス!とお祝いをし、はしゃぎ回る年齢ではなくなってしまったが、毎年少しだけ心の中の隅っこに、その淡い気持ちは持っていた。

しかし、今年は全くその気持ちは湧いてこない。街を歩かないからかもしれないが、そうとも言い切れない。現役のころはクリスマスを横目に眺めながら、10の得意先の納品を無理やり調整しつつ、1月4日に納品しますと口約束をしつつ、朝方まで打ち込み作業をし続けたことを思い出す。当然ながら正月もあってもなきに等しい。だって1月4日には納品しなければならないわけで、それを元旦だけ半休にして、あとは黙々とパソコンを前に打っていたことを思い出す。ぐうたらな私でも「やればできるんだ」なんて、そのときは思ったものだ。当時は子どもたちは学生であったり、社会人であったりして、ほとんど家にも寄りつかないことが幸いして、仕事は計画どおりに進められた。そのときの年末はにぎやかで、心から羨ましく思ったものだ。コロナの影響で「クリスマスの約束2020」がないせいもあるかもしれないが、今年は益々地味な年末になりそうだ。

そんな東京も888とゾロメの数字になったとニュースがあった。これはもう直ぐに大台を超えるんだろうと誰もが思う。災害に人間は無力だが、コロナに対しても行動の無力化を進めれば、それは有力だったはずなのに、それを政権は放棄したわけで、とんだとばっちりを我々は受けることになる。

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そんなときトリアージという言葉が浮かんだ。

トリアージとは「一般的には、重要で最初に扱うべき者を選別(及び決定)することを言う」とあった。

また平時では「最大限の労力をもって救命処置された結果、救命し社会復帰し得るような傷病者も、人材・資材が相対的に著しく不足する状況では全く処置されず結果的に死亡する場合もあることが特徴である。」ともあった。

「一般的には~」で始まるトリアージは余裕のある状況下のときのことであることは想像できるけれども、下のトリアージは、明らかに医療崩壊のことを指していることは、愚鈍な私でも容易に想像できることだ。

来年の私たちの目標は、コロナに罹らないことはもちろんだけど、トリアージの対象にもならないことになるとは誰が思い至ったであろう。

各々方、力まずに生き抜こう。

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