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汚染の拡大 [生活]

2017.3.2

多分、1か月ぐらいの前記事だったと思う。

1万メートルの深海に住む甲殻類から多量 のポリ塩化ビフェニール等が検出されたと新聞記事があった。

ポリ塩化ビフェニールはPCBのこと。これは大分前に公害問題になった物質。例えば、2枚複写に使うカーボン紙とか、電柱のトランスに多く使われていたと聞く。

多分、今は流通していないのだろうが、困ったことに、この物質は消え去らない。永遠になくならないらしい。どういうことか、燃やしてもだめ、刻んでもだめ、薬剤でも消滅できない。今から20年以上前の電柱に使われていたものだから、それの使用を中止、交換をした。では、そのトランスはどこに行ったのか。廃棄物処理上、地中に埋めるしか方法がなかった。直接地面には埋めず、間にシートを敷いて埋めたと聞く。しかし、それは永遠のものではない。永遠≫ビニールシートということだ。いずれ破れて地中に入り込む。

今回の記事を見て、直接それが入っていったとは思わないが、世界中でPCBが使われていたわけで人間の考えることは皆同じ、世界のどこでも同じようなことが行われていた。

それの結果が今回の記事だ。ヨコエビに入ったPCBは消えずに食物連鎖によって、より大きな魚の体内に入り、そしてまた大きな魚の体内に入り、そして人間の体内に入る

どうしようもないことだけれど、人間がつくったものなのだから、最終責任は人間である私たちにあるとはいえ、どうしても虚無的に考えてしまう。

やはり、人間は地球を滅ぼす最悪党なのかもしれない。


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