他人のせいにしやすい人はトレードに向かない(79)

第79回 情報下流の損得。

大分前に書いたんですが、私たちは為替の情報到達順位はどのあたりなんだろうか。
テレビでニュースを見る。雇用統計が発表される。黒田さんの記者会見、議事録発表、原油の価格の上下動、中東の戦争、中国の景況感悪化、イエレンさんの記者会見等々。

どう欲目に見たところで,会見の横で聞けているわけではないし、英語のダイレクトな意味合いを的確に瞬時に把握しているわけでもない。ましてや中国国内は全くわからない。英語もわからないし、中国語だってわからない。

つまり、情報下流人間だということです。

昨日の為替概況の解説をいくら聞いたところで、後追いはできるけれども、利益は過去のものには付いてこない。参考にしたところで、それは今のあなたのトレードには何の役にも立ってはいない。
過去の概況と言っていますが、過去のことなんて、誰でも言えるんですね。

テクニカル指標をたくさん覚えたら、利益は上げられる、ということはない。
だから、他人のせいにしやすくなり、なかなかそのジレンマから抜けられなくなる。

投資は体力と知力と精神力が必要になる。

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