ザ・ウォークについて(70)

第70回 バランス感覚を磨く。

FXで大切なことはバランス感覚です。

今、映画館では「ザ・ウォーク」を上映していますね。まだ見ていませんが、まさにああいう感覚で取引をしていないと絶対に前には進めません。

人間はおもしろいもので、118円、119円、120円,121円とそれぞれある中で、自分の居心地のいいところがあると思う人------いや違いました。ある値に残ってしまったらば、早くそこに届け、届けと祈るわけで、愛着があるわけではないですね-------そういう感覚を持って売買をすることは危険極まりないということです。

右に傾き過ぎたら、さらっとその姿勢(値段)を捨てて体勢を整えるということです。
左に傾きかけたなら、その姿勢を捨てて体勢を元に戻すということ。

買いポジションをとって、逆に下がってきたらば、その体勢を元に戻すということ。
それが1000円なのか、5000円なのか、1万円なのかは、自分が決めた数値を変えずに躊躇なく切ること。
それが正真正銘の損切りだと思います。

が、現実はなかなかそうは問屋が卸さない。今日もドル円の上下に多くのロスカットがあり、南アもこれ以上下がるとロスカットされるメンバーがごろごろしている。

原油リスク、中東情勢、米国利上げ等々いろいろな要因もあるけれども、「中国の外貨準備高は昨年12月末時点で3兆3,303億㌦」、日本円にすると300兆を超えるわけですが、これは張子の虎という説もある。情報としては何となくテールリスク状態にしているけれども、そうも言っていられない気もしてきた。

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