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デフレーションの真実(7) [デフレ]

2021.10.26

こんばんは。

私は外部の人間で、よんどころない方のお気持ちは全く分かるはずもなく、コメントなんか言えるものではないが、今日の会見は見方によっては立派の一言になる。

そう、そのよんどころない方は、もちろん、今、世間の好奇の的になってしまった方だ。

私は老人だが、そう暇でもないので、余りSNSなんかは見ないので、全くその類のことは分からないのだが、若いご本人からすれば、世間から見た自分を見たくなるのも分かるし、その反応に一喜一憂することにもある程度は理解はすると、今日の会見はただただ立派だということになってしまう。私だったら、そのSNSを見てきっぱりケツをめくったに違いない。「てやんでぃ、文句のあるやつはさっさと出てきやがれ、いつだって堂々とサシの勝負をしてやるぜ」なんてタンカを切っててしまいそうだ。そんなことはできるわけもないが、

後の結末を考えないで済むのならば、さぞ気持ちがいいだろうと思う。二人とも理性があるね。

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さて、今日は学校の話を少し。

今、日本国中の学校が少子化によって閉校の運命を負わされている。

その原因は二百%子どもが少なくなったことが原因していることは誰もが分かる。私たちの時代は、クラスは五、六十人いて、それが3クラスとか、4クラスとか。それが中学校になると、2つの小学校がまとまって1つの中学校に集まる感じで、クラスは全部で8クラスぐらいに膨らみ、50人×8=400名。これが中学校や高校の生徒数だったと思う。今、小学校に行くと教室の後ろも横も結構間が空いているが、自分たちのころは後ろも前もギッチギッチで、冬になると一番前の席はストーブの熱でホッペタは赤く火照り、1時間目から早ウトウトと眠気が襲い、一番後ろの席の人は、壁と黒板が直ぐ後ろにあるものだから、そこに椅子を斜めにして寄り掛かかり、授業を聞くふりをして時間潰しをしていたことを思い出す。授業参観などがあろうものなら、教室の後ろは保護者で埋まり、全くやり慣れない勉強を一生懸命しているふりをしなければならないし、いつもより、机全体をより前に出すものだから、一番前の生徒はほぼ火だまり状態になってしまうほど、熱い思いしなければならず、教室じゅうの生徒はなんとも言えず、居心地の悪い一日となってしまったことを思い出す。

そんな学校の生徒数が減り始めて幾年月。50人の生徒数は45人となり、40人・・・30人・・・27人と段々と減少している。今は何人なんだろう。愚息の子どもに聞いてみても埒があかない。多分、17~18人程度なんだろうか?確実に減っていっていることは確かだ。生徒数が減っていいことは1つだけある。それはいじめの芽を摘みやすくなっていることと思いたい。それがどれだけ実効性があるかというのは、最近のいじめの報道を見ても、決して減っているとは言えないからいい効果だと言い切れないのは歯がゆい。

生徒が減少するとマイナス面が確実に増えていく。

1)給食数が減る。

野菜の納入業者の売上が減っていく。給食は野菜だけではない。肉もあれば、乳製品だってあるし、調味料だってそうだろう。パン業者もいれば、お米屋さんもいる。給食をつくるための什器備品もある。それらの売上が全部減る。

2)教材が減る。

教材の会社の売上が減る。それに関わるインクも紙も・・・・・製本業者だって関わっている。鉛筆も、ノートも、ランドセルも、制服も、靴も、すべての売上が減る。

3)学校付属備品が減る。

チョークもそうだろう。黒板、黒板消し、机、椅子等々。

ほかにも水筒、通学に定期を使っていれば、その代金も減る。

4)部活動用品が減る。

サッカー、バスケ、野球、庭球、卓球、陸上、体操等々。すべての部活動関係の費用が減る。

学校といっても、その対象は小・中・高と幅広い。大学を入れれば、その範囲はもっと広範囲となり、そのすそ野はえらく広く、大きい。

それは皆、日本の産業から生まれてくるものだ。ふわぁっと急にここに現れてくるものではない。一つ一つが数知れない技術と工夫、特許が隠されているものが多い。

少子化は、それのすべてを覆い隠してしまい、その影響は無限大に広がる。

前に客数が減れば値段が上がる下がると書いたが、学校関係は、その値段は徐々に上がっていくだろう。しかし、それは無尽蔵に無分別に上げられるものではない。鉛筆1本が1000円したら、それを進んで買う人間は多いとは言えない。


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