デフレーションの真実(8) [デフレ]
2021.10.27
こんにちは。
千葉の今日は一日雨。少し寒く、風邪気味の体には応える。今日、重い腰を上げ病院に行ってきた。受け付け付近はたいそうな人ごみ。仕舞ったと思ったが、耳鼻咽喉科は幸いなことにガラすき。こういうことがたまにあってもバチは当たるまい。当然、3分診療だと思ったけど、やっぱり3分診療。今回、病院に入ってから出てくるまで1時間を切った。我ながら病院のコースレコード。診察の内容は、私の様子を問診、ノドチンコを見て終了。外国旅行と体温37.5度がなければコロナではないと病院は判断なさっている様子。それが合っているのか、いないのかは分からないけど、コロナの「コ」の字もなかった。これで私がコロナだったら、どうなるんだろうと思ったりしたが、今のところ、そのおそれはない?と素人判断。やはり、日本も危ういね。
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何回も何回もクドクドと書いたけど、最後にもう一つ書くことがあった。それはご存じの社会保障費。私が現役のころ引かれる「社会保障」の欄は高額で思わず目を背けたくなった記憶がある。現在では、その額はもっと増えていることは容易に想像がつく。私の国民年金内訳表を見てもゲゲゲッと思うほど少ない支給額に、かてて加えて介護保険料がトドめを刺す。「いい度胸してるじゃん」と見得を切っても引かれて渡されるんだから手も足も出ない。今後益々その額は増えるんだろう。
社会保険料は当然、若い世代が負担をしている構図は変わらない。じゃ、どうする?と言われれば、その新しい若い世代を増やせばいいんじゃないかという話になる。人は生まれて20年経てば成人する。22歳で大方は社会人となる。つまり、その22年間をじっと我慢して、新人類を育成する方法を国が考えれば、22年後には何とか日本はリセットされるんじゃないか。その間、その新世代の人間は生産はしないけれど、消費はするわけで、生まれると同時に日本の活力のリスタートは始まる。
ところが、今の世の中「産めよ育てよ」と言ってはパワハラになるらしい。だから国を代表する人々も軽々にその言葉は言えない・・・・・・と少子化政策の話は後日として、デフレの真実に話を戻そう。
ラーメン屋から始まって社会保障まで書いたけど、簡単明瞭に言えば、人口が減らなければいい。増えて絶えず新陳代謝がなされればいいことであって、それを今日本ではうまくいっていないということだ。難民政策の是非を政府に問われたことは一度もないので、国民のどのぐらいがそれを許容、また許容しないのかは分からないけど、その選択肢も一つとして上げておく必要はあるだろう。難民の話はまたそのフォローアップも不可欠になるだろうから、この場では言及しないけど、政府としては一定の方向性を示さなければいけない。菅さんは特異な存在だったけど、国のトップなり、役人はどの党がマツリゴトを執行しようとも国としてのアイデンティティは忘れずに着実に政策を実現していかなければいけない。人口政策は特にそうだと思う。
散々人口を増やそうと言ってはみたものの、増やしたことによる弊害はあるんだろうか?今の日本で人口が増えてまずいことは何なんだろう。今日は0人で明日から10万人ずつ増えたら弊害は出て当然だけど、そんなことはあり得ないこと。少しずつ少しずつ人口が増えていくことは日本の社会にとってはウェルカムのことばかりだと思う。「風が吹けば桶屋が儲かる」的なことが経済では普通に起こることだ。前に書いたラーメン屋から社会保障まで、子どもの誕生によって、多くの改変が自動的にリセットされていく。
しかし、そのインセンティブ(動機付け)がない???と誰もが思う。果たして、そうなんだろうか?工夫は幾らでもありそうだ。それこそ、政治家の得意なオールジャパンでやり切れば、この難問は達成できる。
政治家諸氏には、このことに早く気がついてほしい。国家は人なりだ。
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