SSブログ

オレオレより怖い生命保険 [マネー]

2020.4.1

こんばんは。

昨日、1つの生命保険を解約した。義理親の生命保険だ。月々二千幾らかの払い込み。生涯払い続けるもので、死亡返戻金は35万円台。計算してみると、10年少しでほぼ同額になる保険だ。自分が悪いと言えば自分が悪いのだが、立派な上場企業だから、そんなあこぎなことをするわけはないというスタンスに立っている愚鈍な私なものだから、今回はまんまとその罠にかかってしまった。

払っていた期間は15年を過ぎていた。つまり、5年分、二千幾らか×12カ月×5年=約15万ぐらいオーバーしていた。「あれっ」と思い、証書を引っ張りだし、コールセンターに問い合わせをした。

私「証券番号を2Iの345187903です」

オ「お電話口はご本人様ですか」

私「はい。」

オ「ご住所をお願いします」

私「千葉県・・・・・です」

オ「お電話番号をお願いします」

私「043の123の4567です」

オ「確認がとれました。今日はどのような・・・・」

私「今までで51万ぐらい払っているんだけど、返戻金は35万です。これは返戻金は年を追うごとに増えていくんでしょう?」

オ「いえ、これは増えないもので、その分お得になっている・・・・・・・・・・・」

私「解約します。手続きをお願いします」(「どこが得になっているんだ、このペテンシ」という言葉は飲み込んで)

オ「では、書類をお送りしますので、証券を入れていただいて・・・」

私「書類を書いて、証券を送ればいいのね」

オ「はい。それは4月9日までに完了しないとお手続きは無効に・・・」

私「じゃ、いつ出してくれるの?」

オ「今日出します」

私「無効になったらどうなるの?」

オ「もう一度やり直して・・」

私「じゃ、速達で今日出してね」

オ「わかりました。速達で出します」

確定申告をしていて、ふと気がついたからよかったものの、あれはたしか10年が完納すると思い込み・・・だけど、保険の支払証明書には支払継続中と書いてあった。この5年間に2回ほど脳裏をかすめたんだけど、ついつい通り過ぎてしまっていた。

その生命保険は幸いなことにまだ使われていない。しかし、この先10年使われなかったとしたら、あと30万をその保険会社に無償提供することになる。しかし、問題は保険会社がそのことをお客に提示をしない点だ。つまり、掛けていてもミスミス損をしますよと言うべきであり、それこそ保険会社得意の「こちらの保険に乗り換えたほうがお得ですよ」と言うべきで、客に気づきを与えないことに強い憤りを覚えてしまった。それに加えて、私が保険請求人なのだけれど、もし私が先に逝ってしまった場合は、その存在に気がつくことには幾らかの時間がかかるはずで、保険の存在自体気がつかないことだってあり得るわけで、保険会社は二重の儲けを計上することなる。考えようによってはオレオレより質が悪いかもしれない。

かてて加えて、その保険証書がなかったりした場合--保険請求人のご本人がお亡くなりになったりして、子どもがその後を引き継いだ場合、大体、証書がどこにあるかわからなくなることが多い--やれ、住民票だ、マイナンバーだ、印鑑証明だと収集に時間を費やし、毎月の掛け金引落日が来て、また無駄に払い続けなければならないことは常態化している。保険会社のスタンスは、書類が会社に着いた時点で初めて解約の手続きをするというもので、決して電話で申請しても、その時点ではまだ解約とは認められないのが常だ。

各々がた、お気をつけ召されよ。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:マネー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント