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消えたプライマリーバランス(2) [新聞記事]

2019.12.16

こんにちは。

昨日は愚息からお呼びがかかっていた。孫の発表会だか、お遊戯会だとからしい。しかし、我々はそういうことには全く興味がない。もちろん、孫はかわいいが、その孫の運動会、発表会なるものには興味がない。困ったときにはサポートをするが、それ以外のことには興味がない。興味がないというと身も蓋もないから言わないが、正確に言うと関わらないことにしていると言ったほうがいいかもしれない。どこの家庭をみても、孫たちの最大の保護者は愚息でありその嫁。当然と言えば当然のこと。残り短い人生をサポートで身をすり減らしているわけで、それ以上の深入りはお互いに迷惑であり、これ以上貴重な時間を我々は失いたくはないというのが本音かもしれない。そんなことで呼ばれれば行く。行って大体3番目の孫の世話をしながら、夕食の準備をし、配膳をし、片づけをし、孫たちの入浴を手伝う。まあ、他人から見れば、馬鹿みたいということになるが、我々のフォローによって愚息の夫婦仲が悪くならないのなら、それに越したことはない。

・・・と過保護ジジイババアの言い訳を長々書いてしまった。

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一昨日、ちょっと話がそれてしまったので,追加を書きたい。

プライマリーバランス---これは小泉内閣のときに竹中さんが言い出した話なのかはわからないが、私が最初にその言葉を聞いたのは竹中さんの発言でだった。それから新聞記事でもよく目にする言葉となったような気がする。

しかし、これは「百歩下がって」的な考え方。赤字国債を出さないのが本当の健全な国家であるはず。しかし、収拾がつかなくなったがために、「百歩下がって」今までの赤字国債は忘れて、次からは収入以上に支出はしないことにしようと決めたのが「プライマリーバランス」ということ。

もっと砕いて言うと、山田家には毎月毎月10万円の借金を重ね累計3000万円の借金があるけど、それ以上借金を増やさないと決め、今月からはお父さんのお給料30万円以上の支出はしないようにしようと決めたという話。山田家は40万円/月の支出をしていたのを今月から急に30万円にしようとしても、なかなかできる話ではない。でも、個人の家はそれ以上借金は増やしたくないと思うのが普通だから、頑張って節約を試みる。ローンの繰上返済をする。お小遣いを減らす。外食を手弁当にする。大手携帯を格安携帯にする。電気のアンペア数を下げる。パン食から米食にする。不要な電気は小まめに消す。風呂の湯量は半分に減らし一日おきに入る。冷房は一部屋だけにする。駅からのバス利用を徒歩30分とする。不要な生命保険は解約するなどなど(これは我が家で困窮したときにやった施策だけど・・・)そんな爪のアカを灯すような努力をすると40万円/月の支出が30万円/月に減ってくる。それでも、3000万円の赤字は残る。借金が最大どれだけ膨らんだら返済できなくなるんだろう。この金額ですら結構厳しいかも。しかもこれは金利なしとしてだ。せめて100万円/年ぐらいは貯金ができないと返済意欲はわかない。

国は一体幾ら借金があるのか。1100兆円をとっくに突破したとある。金額は「借金時計」で検索するといろいろ出てくるけれども、膨大な借金になっていることは事実としてある。

安倍さんは、小泉内閣の当時近くにいた人だ。そのことも重々知っているはずなのに、それを無視しているというか、その言葉すら使わないようになった。

たしかにほかの見方もあって、日本は国債で借金をしても大丈夫だという経済学者もいるが、その真偽はわからない。でも、彼は既にそれを含意してしまって行動しているのだろうか。次に内閣に入る方々は相当フンドシを絞めないと安倍さんの負の遺産をもろに浴びることになるが、それ以上にとばっちりを受けるのは我々国民だということをそろそろ考えておかないと大変なことになる。

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