SSブログ

心に残った言葉 [生活]

2018.9.5


こんばんは。


今日はもうこんな時間になってしまった。

水曜日は唯一いいテレビ番組がある。

皆さんもご存じの「あいつ今何してる」と「家についていっていいですか?」


今日もこんな思いをして生きているんだと思う方の話があった。

その人の言葉が妙に心に引っかかって仕方がない。

別に名文でないし、取り立てていいと思えるものでもない。外に出た途端に忘れてしまうような些細な言葉だ。


生きた証を次につないだこと」ですと、そのご主人は言った。

彼は奥さんに先立たれて、たしか小学校低学年と幼稚園児の女の子を二人抱えている。

仕事を抱え、一生懸命お弁当をつくる。それはお母さんがいないことで惨めな思いをさせたくない一心なんだと思う。一生懸命キャラ弁をつくる。ちょうど、ちびまるこの漫画のよう。

 

家は彼の手作りで、中古の家をあちこち亡き奥さんと相談しながらつくっている途中に彼女は帰らぬ人となった。台所も、子ども部屋もかなりうまくつくってあった。大工でもないのに、ご主人はかなり腕はいいと見た。楽しく、時にぶつかり合いながらつくったと言っていた。


でも、決して楽々やっているわけではなく、毎日毎日を淡々にこなしていくだけだと言っていた。実家にも頼らず、人に預けることもせず、ご主人一人だけで子どもを育てていく生活だ。料理も得意ではないと言っていた。


聞き手がこう言った

聞き手「今までやられてきて、一番いいと思ったことはなんですか?」

ご主人「生きた証を次ぎにつなげていけたことでしょうか」

と彼はポツリと言った。


生きていく証、それが自分たちの与えられた一つの使命なのではないか

世の中に名を残せれば、それに越したことはないだろうが、皆がみんな、そうなれるわけではない。


せめて、自分が生きた証を次につなげられれば、それでいいのではないか。

ふと、彼の言葉を聞き、そんなことを思った。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント