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学生村(3)-山村荘の間取り [学生村]

2017.4.19

民宿の名前は山村荘。何でヤマムラソウなんだろう。オーナーはヤマムラではない。地番にヤマムラと付くものは何もない。当時からヒュッテとか、ロッジとか横文字の名前も多く。もう少し洒落た名前を付ければ、もう少し客も来るだろうに

山村荘は3つの棟で成り立っていて、母屋と別棟が2つ。母屋は二階建て、別棟はすべて平屋だ。いつごろ建てたのだろうか。決して新しさはなかったが、風雪にも堪えて建っているわけで古くは見えるが、それなりに頑丈な建物なんだと思う。母屋の二階はすべて和室で3畳、4.5畳、6畳、6畳、6畳と一階の食堂いう間取りだった。

各部屋には布団と立ち机と電気スタンドがセットで置いてあり、学生はいつでも勉強だけはできる環境にあった。朝食は8時、昼食は12時、夕食は6時と決められていた。もちろん、三々五々に集まって食事をするわけで、夜遅くまで勉強をしていたりとか、飲み耽っていたりとかして、9時ごろ起きてくる奴もいて、それは適宜対応してくれていて助かった者もたくさんいた。

食事の内容は朝と夕は和食昼は麺類かパン食だった。皆お代わりは自由で、何かひもじい思いをした記憶は全くない。いつもうまい、今日は焼き肉だ、ハンバーグだと言ってみんなでわいわい食べていた。

しかし、そこは遊びで滞在しているわけではないので、無言での不文律というか、決まりではないのだけれど、食後、ぼんやりとテレビを見続けている者はおらず、食べ終わった食器を台所のカウンターに出し、「ごちそうさん」と一言主人の奥さんに言葉をかけ、各々の部屋に戻っていった。


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