国民年金(3)

国民年金対象の諸君。一体幾らもらえるんだい-----という疑問に答えます。

20歳からコツコツと国民年金を払うとどうなるか。
また、30歳で気がついて、国民年金に入ったとしたら,どうなるか。
全く国民年金に入らなかったら、どうなるか。

満額国民年金(420か月)に入っていれば、78万円です。もちろん、年額です。月にして約6万5千円です。
30歳から入ると60歳まで支払いますから、単純に計算すると満額の３分の２。４万3333円。
全く年金に入っていない場合、これはもうかなり厳しい。若いときの蓄財＋ご自分で体の続く限り働く。若いときにマネービルをして、月３万×12か月＝36万円。30年間コツコツ積んで1080万円。持ち家ならいいけれど、賃貸生活だったら、月３万円だって貯蓄し続けられるかどうか。かなり自分を律する必要がある。

60歳ぐらいからはバイトを掛け持ちして、元気なうちは働き続け、蓄財を崩さずに働く。働けなくなったら1080万円を取り崩しながら死を待つことになる。老健施設にも入れないし、生活保護の受給もままならない。

年金の６万円、４万円と額は少なく見えるけれども、馬鹿にしたものではない。
持ち家でない方は、年金を家賃に充てる。そして、蓄財と60歳からのバイト生活で何とかしのぐ。
家があれば、路上にはならずに済む。

日雇い生活をしている若者、派遣、バイトで生活をしている若者、今は楽しいかもしれない。自分の好きな時間に自由に働く。しかし、その自由が老後に大変な苦しみを生むことを忘れてはいけない。

親がいるからいい－－－－確かに今、親は元気だ。彼らは勤労や年金で生活できている。家もあるかもしれない。しかし、いずれ親は死ぬ。自分一人だ。パラサイトシングルは自分をだめにすることを忘れてはいけない。何のために生まれ出てきたのだ。この時を、この生を、この日本に生まれてきたことを無駄にしてはいけない。チャンスは誰にでもある、君にもあり、僕にもあるこんないい国をおろそかにしてはいけない。少しの先見性と根性と努力。strong>時間は誰にでも平等だ。若い君ならきっとできるに違いない。

月々の年金支払額は約１万6,000円。たばこをやめ、居酒屋に行くお金をちょっと我慢すれば生み出せる金額だ。
国はそういう広報をやってはいるが、決して積極的ではない。

だから、頑張ろうぜ。

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