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小泉進次郎への期待(2) [新聞記事]

2019.11.03

こんばんは。

昨日の続きです。

小泉純一郎氏の発言を近くで聞く機会を多く得られたのは、私の役得であった。別に自慢話をする気はさらさらないが、仕事の関係で、2年間近く、多い時は月に4回、少ないときでも1~2回は、その機会を得られた。したがって、進次郎氏と純一郎氏を重ねて見てしまうのは、皆さん以上かもしれない。選挙は私のように政治に疎い者にとっては、どうしても人気投票的な、学級委員長を決めるような感覚になってしまうのだが、一国の総理を決めるわけだから、そんな軽薄短小ではいけないのだと自分を戒める。

彼の父の話を少ししたい。

純一郎氏には良きパートナーがいた。それは竹中平蔵氏。いろいろ物議はあるところだが、彼も名よりも実をとりにいくタイプの人間であるからし、二人はいいコンビであったことは間違いない。目標を決める。それを実行するには、どこをどうすれば事は動くのかを正確に竹中氏は把握していた。やはり京大出の頭脳は明晰だ。また、純一郎氏も慎重に事を運んだ。彼ら二人の周りには公務員という官僚がたくさんいる。彼らに宿題を課す。この資料を持ってきなさい。この統計を集計しなさい。いついつまでに持ってきなさいと指示命令を出して議論を先に進めようとするが、官僚も頭がいい。自分の職業域に不利な命令にはなかなか応じようとしない。締め切りを守らない。時間がかかります。今集計中ですといろいろな理由を付けて提出を遅らせる。そんなことは日常茶飯事。普通の大臣なら、いつの間にか忘れてしまうとか、期限を切らないものだから、うやむやになってしまうのが常。しかし、彼らは違った。正確に指示命令をだし、正確にそれを評価していく。その意味では、本当に政に真摯に向き合っていたと思う。その対応は、時に鋭く。その会議室の空気を一瞬にしてピ~~ンと張りつめるものにしていた。

進次郎氏にその潔さがあるだろうか。官房長官にお伺いを立てるなど、まだまだ、その域に達してはいないように思えるが、もう少し静観していくべきだろう。


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