雇用統計の結果は? [マネー]
017.6.3
昨日の結果はどうだったんだろう。
5日21時から値は動いている。いつものとおり、上手情報取得者の判断は当然速い。それにつれ具体的な結果(数値)が出て、プロディーラーは大慌てでドル売り円買いを始めた。30分で1円、2時間後には1円20銭まで値を下げてしまった。
ディa「おい、何で下げているんだ。」
ディb「そんなこと知るかい」
ディc「非農業部門雇用者数が前月比13万8000人増だ」
ディa「えっ、予想は18万人だったろうに、やばっ」
ディc「それに貿易収支476億ドルの赤字」
ディa「わかってるよ、赤字は分かり切ってることだ、一々言うな、この忙しい時に」
ディb「たしか予想は461億ドル?・・」
ディc「ちょっとドル高トレンドじゃないね」
ディa「冗談じゃない、日経だって、ダウ平均だって、ADPだってみんないい数字だったぜ」
ディc「平均時給は前月比0.2%増、これは予測どおりだ」
ディa「でもまだ下がっていくぞ」
ディc「くそっ、前回値も修正が入った。0.3%増から0.2%増へ下方修正」
ディb「110.00円を切るぞ、何が節目だ、チキュショー」
ディc「まずい、雇用統計も修正が入ったみたいだ 2か月分が下方修正だ」
ディa「2か月分?? 冗談も休み休み言え」
ディc「110.68も切りそうだぜ」
ディa「あっと言う間に110.33円か・・・・・」
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ディa「おまえ、随分冷静だな ストップ値入れた・・・?」
ディc「あったりまえだろう。それってプロ中のプロの常識だぜ でも、1か月分の儲けはすべてぶっ飛んだ、またやり直しだ」
なんて会話が日米為替ディーラー室から聞こえてきそうな昨日だった。
私は前述どおり、外様でいたので難なきこととなったが、チャートに張りついていたらば、すごくショッキングだったのではないかと思う。日経、ダウ、経済指標値、すべて悪いものはなかったから、新ポジションをとった方は当然に「買い」。上方既ポジションにいる方は、じっくり待っていたはずだ。
情報下流の人間にとっては、残念ながらギャンブルの域を脱し得ないということを思い知らされる昨夜であった。
きっとここでも情報漏洩で先取りしている人間がいると思うと、それはアンフェアなことであり、アメリカでは問題にならないのだろうか? それとも99%公明正大なのだろうか。負けたときにいつも頭をよぎってしまう「情報漏洩」。できレースはしたくないからね、大丈夫だよね、イエレンさん!
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