損切りの気持ちよさ [マネー]
大分前にも書いたのだけれども、「ここでマイナス(損になる)で実損を出すことにするか。いや、もうちょっと上がるだろうから、もう少し待つことにするか。マイナスは出したくないし、昨日はプラスだったからもう少し待てば」
この考え方の思考のもとは丼勘定そのものであって、「ひょっとしたら」、「前のときには急転上昇していたから」、「もうそろそろ上がるはず」という考えがのし歩いていく。
つまり「タラレバ」街道をまっしぐらということです。
損切りのできない方で何度もつまづいている方は、損切り値を入れてみる必要がある。
(ここからは説明しやすいよう、数字を簡単に)
100円で買って105円を目論んだ。ところが95円になってしまったとき、「あっ、まずい」と思う。でも、切り返すからもう少し待機。それが90円になり、85円になったとき、損切る(実損確定値)と-15円。
この-15円を少しでも少なくしたいのが人情。
二、三日前は85円から急反転して100円台になったから、もう少し待とう。これが命取りになったりする。
今(2016.7.18.23.12現在)のチャートを出した。このトレンドは上げでしょうか、下げでしょうか。
答え:下げです。
そうかもしれません。今、この時点では確かに下げトレンドです。しかし、10分先はどうなるかわかりません。
過去の解析は、あなたにも、私にも、できる。
でも、現在地105.48の先は、この状態だと「下がる」とあなた思ったでしょうし、私も確実に下がると思った。
しかし、上がっている。ずっと上がっている。売りポジションをとった方は、当分の間、待たなければならない。
問題は幾らまで上がるのを待つかだ。このまま放っておくのは、お金のある方だけだ。
お金ない我々は、ここで幾らまで上がったらあきらめようと考えなければならない。でも、今この段階ではもう遅い。
このなる前に値を打っておく必要がある。そうでないと、また厄介者が残ってしまう。
次が打てない。
実損ではないけれど、見込損が出てしまう。
動けないという状態が出てくる。
それは膨大な損失を意味する。
つまり、105円55銭にするか、65銭にするか。それは永遠の問題で、誰にもわからない。
その判断は、米国債、日経先物、 前日のチャートが参考値となる。しかし、それは瞬時の判断で、あくまでも参考だ。
そこに我々素人の勝ち目はあるのか、あるのなら、どこにあるのか。
それは銭差の幅の問題になってくる。
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