気持ちをどのようにコントロールするか。 [生活]
2016.716
自分の気持ちをどのようにコントロールするか。
私が学生で休み時間のとき、机に顔を伏せて眠くもないのに寝ていると、妙に友達が遠い存在になったような気がして、嫌な気持ちになったことを思い出した。
「これじゃいけない。みんなの輪の中に入らなくちゃ」と無意識で思った。
私の時代、いや、私のクラスと言えばいいのか。私の学校と言えばいいのか、よくわからないけど、今でいう「いじめ」というものがなかったことは確かだ。
一人をみんなでハブにしたこともないし、ハブにされたこともない。(ハブという言葉は死語?)
一対一で喧嘩をしている奴はたまにはいたけど、みんなで寄ってたかってということはなかった。
今日はいじめの話ではないので、いじめの話は次回として。
今回は、私の気持ちのコントロールの仕方について、ちょっと話をしてみたいと思う。
当然ながら、私は聖人君子ではないから、いつもネガティブ・後ろ向き発言が多い。これは持って生まれた性格だから仕方がない。自分自身は暗く恨みつらみを持つ性格で、今まで書いてきたものを振り返っても、いつも誰かに文句を言っているか、あるいは言おうとしている文章だ。
私は、思っていることがいつも思ったとおりになったためしがない。だからその考え方は仕方がないと思っている。
だけど、自分が思いどおりにいかないからといって、車で群衆に突っ込むことも考えなければ、電車で刃物を振り回すような考えもない。そのこと自体、全然思いつかない。
「むしゃくしゃはしているからやった」と犯人はよく口にする。
私もいつもむしゃくしゃしている。でも、犯罪は起こさない。その勇気がないのか。
ちょっと違う。
失敗する、また失敗する、あいつが俺よりいい点をとった。あいつが俺よりもてた。あいつが俺より早く到達した、あいつが俺より社会的な地位が上がった、あいつが俺より・・・・。
人生は厳しいから、当然、敗者と勝者がいる。
負ける回数がミルフィーユ状態分だけ、反発心が強くなる。
負けてたまるかと思う。しかし、彼に負けたのだけれど、彼個人に対して恨むのではなく、負けたことに恨む気持ちをすり替えなければいけない。
どこかで追いついてやろう。だから、こんなアイディアが湧いてきた。彼は成功したかもしれないけど、同じ土俵ではなくて、彼が誇れるような人間になってやると思う気持ちが、より強くなる。
だから負けるのは、ヨシッという気持ちになれるから自分は好きだ。
他人に負けた気持ちをバネにする。よりよい方向に進めるようにバネにする。
この気持ちは生涯変わらない。
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