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按配がよくない(63) [マネー]

第63回 どうも按配がよくない

最近、ドルの下落で全く手が出せない状況です。
ですから、文章も後ろ向きをあることをお許しあれ。


昨日書いたスフレッド差ですが、0.4銭とうたっているドル円であっても、0.5銭以上上がらないと利益は生まれない。豪ドル、ニュージーランド、南ア等々みんなもっとスプレッド差は大きい。しかも3銭、4銭、5銭ということは、ドル円の8倍から12倍の動きが出ないと果実はとれないことになります。

これは大変な差です。

もちろん、ドル円の動きと豪ドルの動きでは差があります。しかし、豪ドルを持っている人も、ドルを持っている人も、南アを持っている人も、ニュージーランド通貨を持っている人も、10枚持っていれば、1円反対売買になれば10万円がなくなりますし、10円反対売買になれば100万円が飛んでしまうことは明々白々であり、そこには、レバレッジギャップマージンキャップも皆無になります。

つまり、確率論的に考えれば、.ポジションをとっている時間、これが多ければ多いほどリスクは高まる。
銀行に定期預金を積んでいるのではありません。投資をしているわけですので、リスキーな状態は絶えず絶つことが重要だと思います。

2~3年前でしたか、テレビでディトレをやっているプロの方の話がありました。彼はいつも席を立つときはポジションを決済して離れている画面が続きました。「へぇ~さすがプロ。でも神経質過ぎ」だと思っていました。

あるとき、未決済ポジションのまま席を離れました。トイレとコーヒーです。
「そうか、トイレとコーヒーをとりにいくときぐらいはしょうがない」と思いました。

彼が2階から3階に移って、同僚の画面を覗き込んでいる画面になりました。
彼の顔色が変わりました。

そうです。

一瞬で隙を突くかのごとく、反対に動いたのです。
細かな事象の説明はありませんでしたが、彼のこの日の成果はマイナスになったという解説でした。
プロ・ディトレーダーの怖さを垣間見た気がしました。

次回、やはり損切りできない人のディトレについて。
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