あともう少し [生活]
2023.5.6
こんにちは。
今日は強風が吹きすさぶ千葉。能登半島では地震があったようで、孫たちの来襲でアタフタしている我々は、テレビも新聞も目を通す時間がなく、ただただ横目でそのニュースを知った。能登半島でいつも思い出すことは、学生時代、一人で旅行をしたときのこと。旅館もとらずに1カ月間、九州の友達のところまで旅をする計画を立てた。七尾の駅で電車もなくなり、駅のベンチで寝ることにした。ふと目が覚めると、周りは通勤、通学の地元の人たちばかりとなり、焦って起きたが、どうも調子が悪い。駅の便所で嘔吐をした記憶が残っているが、その後の記憶が余りない。やっとの思いで駅前の民宿の扉を叩いたんだろうと思う。その民宿の名前は「翁」、これは間違いなく今もはっきり覚えている。その後のことは何も覚えていないのだが、熱が高く、一日中寝ていた。すると、そこに旅館の方が来て、おかゆを出してくれた。こちらは熱もあるし、ぼ~~としていたので、はっきりした記憶はないけれど、水枕もしてくれ、結構看病をしてくれたのを閉じた瞼の向こうに写る女将の顔とともに、今、ブログを書きながら思い出した。もう50年以上前の話だ。
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ゴールデンウィークも終盤。孫5人、その親たち4人、いつものごとく急激な人口密度増が我が家では起こった。だいたい3食をともにし、孫たちはここぞとばかり、遊び放題遊んで過ごす。家人は「オモテナシ」を第一主義としているので、どんな要望でも、それを叶えるよう準備をする。だから嫁はソコソコ気をつかって生活をするんだろうけど、我々は必要以上の嫌な思いはしないように奉仕し続ける。でも、そこはそれなりに彼女たちは気を使っているんだろうから、お互いにいい距離を保つことがベストだと分かり切っていることだ。
しかし、ここに来て、家人の足の具合が悪化している。魚の目がスタートなんだけど、それを自分で削り取ったりしたもんだから、化膿したのか歩行が困難になりつつある。ビッコを引きつつオサンドンをしているのは何とも痛々しい。それにかなり腫れてもいるようだ。彼女は「いいのよ。どうなっても。これも運命なんだから」と達観したことを言うのは毎度のことで、ゴールデンウィークとはいえ、開院している病院もあるのだが、今日は行かないという。困った。あと2日。壊疽することはないと思うけど、月曜日まで悪化しないことを望むばかり。
年をとったから、少しは気を安らかにと思うけど、なかなかそうはしてくれそうもない。