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洗濯機が壊れた [生活]

2023.10.21

こんにちは。

朝5時過ぎ。今日も暖かかった。10月とは思えない。アンダーシャツを着込んで出たものの汗ばむばかり。ランニングの折り返し地点でアンダーシャツを脱ぎ、半袖になった。「これが10月下旬だ」と地球が叫んでいる。このしっぺ返しは大きそう。

これ以上書くと、また滅法暗い話になるので、今日はこのぐらいにしておくことにしよう。

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先日、洗濯機が壊れた。壊れた個所は風呂の水のくみ上げポンプ。洗濯本体は普通に動く。「洗い」の時のみ風呂の水を使っている我が家では、風呂水の行き場のないことに困惑するばかり。元々ケチが付くほど倹約家な私たちとしては、時節柄も相まって絶対に直そう。いや、直すべきだとなった次第。

そして某メーカーに電話。翌日、担当者から電話があり、11時過ぎに伺えますとのこと。「是非に」とその方に伝えた。

ほぼ定時に到着。

担当:こんにちは。

私:忙しいところ、すみませんね。汲み上げポンプが動かないんです。

担当:洗濯機は動きます?

私:動きます。汲み上げだけが動かないんです。

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彼は段取りよくその個所を分解、通電状況を確認しながら

担当:これだと部品交換で直ると思いますが、ちょっと値段が高くなっていまして・・・。

私:時節柄ですか?

担当:そうですね。

私:幾らぐらいです?

アイパッドで素早くググルと・・・・なんと3万円代。

担当:今は修理代金がべらぼうに上がっていまして、以前なら1万円台~2万円ぐらいで済んだんですが、今はこんな状況です。私たちには一銭も入ってきませんで、今までどおりなんですが・・・。

私:ちなみに、あなたたちは日立の人?それとも委託の個人事業主?

(自分が個人事業主なもんだから、ついつい話はそちらのほうに向かうのはいつものこと)

担当:はい。個人事業主で確定申告をする身分です。会社と社員はしっかり守られていますが、私たちのような委託社員は守られてはいません。

私:それじゃ、病気をして1週間休めば、その間のお給料は0円ということ?

担当:そうですね。

私:Amazonの配達員と同じっていうこと?

担当:そうです。結構厳しい。みんな辞めていきます。

私:辞めていく人は経験の浅い人じゃないの?

担当:熟練の人も辞めていきます。

私:それじゃ、修理事案を数多くこなせば評価は上がるんじゃないの?

担当:それだと顧客に対する接し方が粗くなってしまって、クレームになったりするんで、そうもできないんです。

私:クレーム?

担当:アンケートと称して、お客様に後日、対応状況とか、接客態度とかを聞いているんです。それで「普通」だと言われた場合、評価は下がります。「いいね」をもらわないとなかなかが評価は上がらない。

私:それは大変だ。

担当:半分、運というか。お客様も結構横柄な方も多くて、こちらも辛いところなんです。

私:私は「いいね」を付けるよ。

担当:この間、家を建てようと思って、この辺は高いから少し辺鄙なところと思ってローン審査をしたんですけど通らなかったんです。個人事業主は通せない?ということみたいなんです。私もこの商売をして10年になりますが、先が見えないんで、初めて焦りを感じています。

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そんな会話を交わしながら、今の日本経済の実態を垣間見た気がした。

今から7年前ぐらい。やはり洗濯機が脱水時、グ~ワング~ワンと脱水層が回転してエラーになるもんだから、これもメーカーに頼んで修理をしてもらったが、その時は社員の方であった。偶然かもしれないけれど、企業のアウトソーシングと言われる個別化、スリム化は以前にも増し、ますます速度を上げ進んでいるのがよく見てとれた。

確かに企業は面倒な手間隙は極力さけ、仕事の効率化、特に経費の面でのスリム化・・・・というと格好よく聞こえるけれど、最終的には下請けと言われる人たちにしわを寄せていく手法は、決して日本人を、日本経済を順風に発展させていくわけではないことを企業のトップと政治家は肝に銘じていかなければならないと思ってしまった。


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