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ODA中止は当然 [新聞記事]

2018.10.26


一昨日電車に乗ったときのこと。偶然にもプライオリティシートの前に立った。座っていたのは10代の若者二人。家人は残る一席に座った。

「直ぐに下りるよ」と彼女は小声で言ったようであった。当然、それは隣の若者に聞こえてしまったみたいだった。私の顔を見て直ぐに二人は立ち上がった。

若者「どうぞ!」

ニコニコと十代の若者にとっては勇気ある行動だと思った。

私「いいよ、いいよ----そうか、そうだよね・・・・君よりジジイだな。」

と訳のわからないことを言って席を譲っていただいた。


今回も行き帰りで3度ほど譲り合いを見たが、やはり譲られたら、理由はどうあれ、相手の気持ちは丁重にいただくべきだと思った。大方の方は座っているのをわざわざ立つわけで、それを固く辞退さては、恥をかくのは譲ったほうだ。仕方なく、譲ったほうは置き所なく遠くに去っていく。


でも、顔を見て、これは席を譲ろうと思われる年になってしまったことに、多少感慨深いものを感じてしまった。


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中国への経済援助(ODA)の中止がようやく決定された。3兆円という額も巨額だが、あと10年は早くやめてもよかったんではないかと思ってしまう。運良くというか、アメリカとの状態の悪さもあり、日本にすり寄り気味の中国は、まだまだ開発途上国だと意味不明なことも言われなかったのは幸いというもの。

しかし、外交は、こうも国々のバランスによって変わってしまうものだということを知って、私は少し安堵している。なぜならナショナリズムはある意味絶対的なものではないかと思っていたので、こうも好き嫌いの感覚で右だったもので左になってしまうことに、我が日本の政治家と余り変わりはないんだという意味でホッとしたということ。

ただ、見誤っていけないことは、尖閣の問題、東シナ海の問題も解決できると思ってはいけない。これはあくまでも日本と仲良くしておかないと経済的にまずいと思っているだけだということだ。これで日本が尖閣を返してくれとでも言おうものなら、たちどころに日本とは距離を置くのが中国だ。


外交はどこの国も手ごわい。


北方四島もソ連は決して返還する気持ちはない。竹島だって取ったもんが勝ちとばかりに韓国の議員連中が上陸している。皆皆、日本のいいとこ取りのみに触手を動かしているのに過ぎない。


歴史に疎い私が言うのも恐縮だが、公平に見ても尖閣と東シナ海と竹島は間違っていると思う。北方四島はソ連の侵略によって強奪されたわけで、戦敗国は戦勝国に苦湯を飲まされるのに常だから、自分がソ連だったら、理由はどうあれ、俺たちは勝ったのだからと思うのも少し理解をせざるを得ないところもある。

しかしながら、ソ連にとって北方四島を持つことに、どれだけの意義と意味があるのか冷静に考えるべきではないかと思う。資源は豊富というが、それを試掘する余裕は、広大な国土を持っているソ連にあるはずもなく、北方四島は日本に返却するのが大人の大国としての態度ではないかと思う。彼が思う日本の支援は、あくまても技術支援であるわけで、その技術を持たない国にとっては永遠の痛手だ。日本は頗る素直だから北方四島を返還されれば、それは超前のめりになり、技術支援をしてあげるだろう。日本という国はそういう国だ。

 

尖閣も同じく、竹島も同様だ。彼らにとっては陣取り合戦をやっているだけ。それほどの技術力はない。今ある技術力は皆欧米と日本の技術力の模倣が多い。


損して得とれ。


これは外交にも当てはまると思う・・・・けどね。

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