人望と野望の狭間 [生活]
2017.6.23
昨日、ある仕事に行ってきた。執行部の入れ替え時期であるが、その団体の執行部も総入れ替えとなった。団体の代表となり、その団体を引っ張っていくために立候補し、2年が経ち、4年が経った。グイグイと引っ張っていこうとする代表もいれば、最初から「あれっ」と思うような代表もいる。しかし、その想いはスタートラインの当初より色あせて見えるのが常道。ビジョン、考えがはっきりあるのか、ないのかは、素人の私、外部の人間にも明らかにわかってしまうという怖さを、その終了間際にはいつも感じさせられる。
特に人の動きに、それははっきりとあらわれる。任期を全うし、当初より人望も厚き高まりを持った方の周りには、より多くの人が集まってくる。しかし、時間とともに色あせていってしまった代表の周りには、波が引くように、小虫が散るように、あっという間に周りには人がいなくなる。
それは自分の実績、人望に依拠するところが多く、非常に残酷であり、滑稽でもあった。世のリーダー、特に政のリーダーには、人民を導いていくだけのビジョン、俯瞰的感覚、無私無欲の心がなくてはいけないとつくづく感じさせられる一日となった。
きっと、その方も任期を全うしたという気持ちよりも、慙愧の念を抱いた・・・・・・・・・に違いない。
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