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鬱積した想い [新聞記事]

2019.10.19

こんにちは。

今日は雨模様。特に夜半から朝方にかけてはよく雨が降った様子。我が庭もそこかしこに雨水が溜まっていた。北側は相変わらず水はけが悪く、「家づくりは一回では成功しない」のところで詳しくお話するが、恥ずかしながら「終の住処」には程遠い状態になりつつあるような気がしないでもない。

家づくりにはいろいろと条件が重なり合って合格となるか、不合格となるかが決まるわけで、残念ながら今回も合格点とまではいかないような気がしてきた。


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昨日であったか、突然、道路に出てきて出会い頭にフロントガラスを叩きつける意味不明の映像が流れた。最近は結構常識外れな映像が多く登場しているので、大体は起承転結はわかっているつもりだったが、この映像には久々くぎ付けになってしまった。

「一体、こいつは何なんだ?」

その映像を見たときは、ちょうど家を出なければいけない時間だったので、たたきつける映像が続いているところでテレビのスイッチをoffにしたが、かなりその後のことが気になった。怨恨?あおり?近隣トラブル?通り魔?原因はどうあれ、どう見ても素手だぜ。あり得ない。

皆さんは既にご存じだと思うが、先ほど私はそのニュースを見た。予想外にそれは通り魔的犯行。手には石の破片を持っていて、母親と一緒に出頭、そして逮捕となったとか。

28歳--社会人であれば、いろいろな悩みを抱えながらも、多くの野心と多くの希望を持つ、老人から見れば眩しいばかりの青年であるはず。しかし、彼は無職?フリーター?引きこもり?大体これは想像がつく。世の中が悪いのか、彼自身が悪いのかはわからないが、そんな鬱積した想いが世の中には確かにあふれている。

派遣法という法律がある。1996年には26業務までに拡大され、さらに1999年には一部の禁止業務を除き、広い範囲で派遣が認められることになった。2008年にはリーマンショックがあったが、その前から派遣法の改正につぐ改正で企業にとっては都合のいい法律となった。

法律の解釈というものは、人間の性として、その抜け道を自ら見つける習性がある。これはあなたにも私にもある。それは決していいことではない。個人(私)間では、その影響は微々たるものだが、それが公共性を有していればいるほど、トヨタが、日産が、三菱が、パナソニックが、ソニーが、イオンがやれば、それはみんなで渡れば的な感覚にもなるだろうし、お抱えの優秀な弁護士諸氏は、その道のプロなわけだし、法律には堂々とそれが明記されているわけだから、当然のごとく正社員はアルバイト、派遣社員にとって代わっていった。フロントガラスをたたき破った彼が、その犠牲者なのかどうかはわからないが、世の中には確実の法律によって憂き目を見ている方々が多くいるということは事実だ。

世の中にはいろいろな方々がいる。それぞれの人生をそれぞれの判断で道を開いていこうとするわけだが、その道を開いていこうとしていた矢先に法律という名の下、その「大志」を木っ端みじんに打ち砕いてしまったことも事実。この類の事件を見るにつけ、これは確実に人災だと僕は思ってしまう。

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