2017.4.26


ついに母は歩けなくなった。今までは歩いてお手洗いまで連れていくのだが、後ろから支えて何とか歩けていたが、ここに来て、それは無理になってきた。私も肩にガタがきて、瞬時のときに支えることに不安を覚えるようになった。残念だが、それが現実だ。


今まで、それを受け入れることには抵抗があって、介護の方にも、何とかトイレには歩いて連れていってほしいと希望していたのだが・・・。


しかし、そのこだわりも捨てると楽になることに気がついてきた。母親も棒のようになってしまった足を引きずって歩くことは、多分、嫌なんだろう、意を決しなければならないことなんだろうと思ってきた。自分の得て勝手な判断で、母を引きずり回すのは、この辺でやめにしよう。


そのほうがお互いに楽に日々を送れる。そんな楽な介護は、するほう、されるほう、どちらにも必要なんだろうなと思うようになってきた。