2016.9.21

日銀の政策決定後の記者会見があった。しかし、市場は「ノー」だろう

特に外国勢はみんな「ノー」と言ってくる。

それはどうして??

今現在のドル円の相場を見てもそうだ。100.68。これからもっと下がるんだろう。

外国勢の相場の動きを見ていると、初めは常識的な正当な反応。それを追うように、その勢いを煽るように利ざや稼ぎのトレーダーがそれに乗っかってくる。そういう動きがあるから、円高が加速される。それを見てまた拍車をかける。実体経済とは全く関係ないトレーダーが動きに力を貸す。そんな相場展開は無視するしかない。

普通の感覚、常識的な考えからすると、円安を目指す手法として・・・。

をたくさん市場に流す。当然、価値は下がる。円安になる。

一品ものは一品だから価値がある。ゴッホの「ひまわり」だって、この世に一万点もあれば、価値はなくなる

円安にしたいから円をたくさん市場に出す。国債をたくさん買って市場に出す。だから価値が下がる。

しかし、世界は広く、多くの民族がうごめくから、いろんな要素が絡まって、思い通りにはいかない。

2年経っても思うように円安、2パーセントのデフレには届かない。

金融政策だけでは経済は動かない。そろそろそれに気がついてもいいころ

我々は日銀からの給料をもらっているわけではなく、働いている会社から給料をもらっている。働いている会社の売り上げが上がるから給料が上がる、売り上げが下がれば、給料は下がる---当然の原理だ。

時の政権は、それを維持するため、いろいろな手を打つ。政策は一朝一夕に変わるのか。

政策は部屋の模様替えとは違う。力ずくでタンスを移動するのとは訳が違う。しかし、時の政権は自分がかわいいから、無理を承知でそれを実行しようとする。

それが今の安倍政権になる。別に安倍さんを敵視するわけではない。どの政党だってきっと同じだ。

政治はいろいろな理由付けをして、事を起こす

今回もマネタリーベースは崩さずにやり続けるらしい。

それがもう限界に近いことは明々白々。

黒田さんは安倍さんに頼まれた--何とかしようと共同謀議

しかしうまくいかない。日銀は国際的にも信を失いかける危険性をはらみながら、捨て身で仕事をしている。

やはり成果は出てこない。安倍さん、仕事をしてください。日銀はやることはやりましたよ。そろそろ構造改革をやってください。

イエスマンではいけないんですよ、黒田さん。

それにはまず内需拡大でしょう。

少子化対策を果敢に攻めていく。人口を増やす。子ども産業を初めてとして、それから波及するいろいろな産業が活性化する。

それは、おむつから冠婚葬祭業まで。一次産業、二次産業、三次産業と隅々至るところまで産業が活発化していく。

それは内需拡大を意味する。それは周り回って、会社の業績を高め、お父さんの懐を暖かくし給料がアップされる。物が売れるようになるということは、シャッター通りがなくなっていくこと人口が増える日本は、しっかり安定し、発展していく。経済も文化も治安もしっかりした国は世界中どこを見ても、ここしかないと思う。

これが政治の本当の仕事

何もわけのわからない「先生、先生」と呼ばれることで偉くなったと勘違いする地方議員が、私利私欲のために政務活動費を懐に入れる。こんな馬鹿げたことをやめさせるには、真剣な構造改革を真っ正直にしていくしかないのですよ。

日本には時間的な余裕も、資金的な余裕もない。

早くそれに気がついて、本当の意味での事を始めなければ、すべてが吹き飛んでしまう。

そんなこと、聡明な黒田さんは、当然にお分かりのこと・・だ・・と・・切に・・・願いたい。