2022.2.11

こんばんは。

体は若いときの絶好調にはほど遠いけど、ワクチン前にまで回復。言ってみれば老人の、老人による、老人だからこその絶好調と言っておこう。

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新聞も、ネットも報道というものは皆そうなんだけど、1つのことを取り上げると1つのことが忘れ去られる。至極一般的なことなのかもしれないが、紙面の都合ということもあるかもしれないし、ネットの場合は、一記者がトップ記事だと思えば、それが私たちの目に止まるので、その裏にあるニュースを見ようと思っても、それは不可能な状態となる。これも至極一般的なことではあるけれど、往々にして興味が増幅されているときと時を同じにした記事は忘れ去られていく。今、影になってしまっているのは、福島第一原発の汚染水問題であり、もう一つはコロナとコロナ影響によるの自宅での死亡者の増大だろう。

たしか近々福島にIAEAの調査団が来るはず。海洋放出。漁業に対する風評被害、中国、韓国からの反対。IAEAは多分、世界的に見ても原子力発電関連施設での海洋放出の放射線濃度と遜色ないとお墨付けをもらえるはずだが、何となく気持ちがよくないのは理解できる。相変わらず卑近なたとえで申し訳ないが(茶化しているわけではないが)、子供が浴槽でおしっこをしちゃったけど、気にしないで入ってと言われたようなもので、何となく何となく・・・・。

そして、もう一つは自宅待機で死亡する方々がかなり多いという話。以前、散々ニュースでも取り上げられていて、これはひどいとみんなが思ったことだ。前回の自宅待機者の死亡者よりもまだ少ないものの、ここに来て急激に数は増えているらしい。そんな明日は我が身の深刻な状況は、オリンピックの前にことごとく潰されていく。愚鈍な私はそれぐらいしか浮かばないが、もっともっと大切なニュースはあったはず。新聞記者さんがそのニュースに飽きてしまったわけではないだろうが、取り上げている本数も、内容も、その紙面も少ない。確かにアスリートの姿には、どんなに斜に構えて見ている方であっても、大方の国民は感動する。しかし、それと同等か、それ以上に大切な事柄も日本中にたくさん転がり、捨てられていくことを忘れてはいけない。