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家づくりは一回では成功しない(第189回)-大手メーカーと個人設計事務所 [我が家]

2022.2.12

こんにちは。

今日は月一掃除をやった。これは大分前、自分がサラリーマンを辞め、自営業に専念し、やっと周りを見渡せるようになった10年目ぐらいからやり始めた定例作業。今ふうに格好よく言えばルーティンというところか。そのころは息子たちが社会に巣立ち、一応、私たちの出費項目に彼らの項目が入らなくなったときと同時期に当たる。まあ簡単に言えば、自分たちの収入がすべて自分たちだけのために使えるようになった時と言い換えればいいかもしれない。自由にお金が使えることがこんなに心地よいものかと思ったりしたもんだけど、そんな気持ち的余裕はあったものの、やはり貧乏性は心底身についてしまっていて、暇になったらやることは旅行とか、飲食ではなく、もっぱら家の掃除に向かったという悲しいお話。

それの一環として、月に一回、普段はできないところを掃除しようと自分ながらに決め、月に1回は必ずやるようにし始めた。毎月1日がその日なのだが、今月はいろいろとゴタゴタしていたものだから、ついつい延び延びに今日となってしまった。なんと細かい男と罵られそうだけど、自分の家を持つということは、愛車を持つと同じ感覚で、愛車を洗車すれば、トコトンきれいにしようと思うのが男の常。それと同じように、私は車ではなく家に向かったと思っていただきたい。

月一掃除の項目なんぞは全く興味がそそられるわけもないので、今日のところは割愛。

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家の話の続きです。

表題に書いてあるとおり、大手住宅メーカーと個人の設計事務所との比較。どちらがいいかは前々回ぐらいに書いたとおり。私は自分の足で個人の設計事務所の門を叩いたことはないので、細かいことは分からないというのが正直なところだけど、何点か両方の比較をもう少しやっておきたい。

設計料がかかる、かからないという話があるが、大手メーカーでも注文したことに対して設計をするわけだから、設計料というものは当然入っているわけで、個人の事務所は設計料が取られるからと特別視するのは間違っていることだけははっきりと言えるところ。

ただ、問題なのは、見ず知らずの設計事務所に設計を頼むこと。その当てがないのが一番の不安材料になることは確かだ。ホームページを見たところで、そこが本当に誠意ある設計事務所であるかはなかなか判別はできない。その点、大手は大手の看板が掲げられている住宅展示場に行けば、それは間違いなく大手なわけで、何の疑いを持つことなく相談・折衝・探りを入れることができる。ホームページでも左から右に仲介をすることを旨としている会社もあるから、その点は注意が必要。ホームページから判断すべきことは、地元に密着しているか、歴史がある程度長いか、いままでの建てた実績はどれほどかなどなど、ある程度ホームページの内容の深さを見たり、問い合わせをメールでするなどして、相手を探る必要は十分にあるだろう。そしてその後、直接会ってみて、いろんな話をし、どういうスタンスで仕事と向き合っているかとか、その方の人となりを見て判断をすることになると思う。ここでやってはいけないことは、電話などでの飛び込み営業者には絶対に頼んではいけないということ。飛び込み営業は、大体流し営業が多く、根無し業者であるわけで、どこのどなたかわからないし、名刺をもらったところで、住所も本当のものかどうかがわからないわけで、大体、適当な仕事をし、クレームを言おうと思っても、既にそこには連絡がつかないというのが通り相場。くれぐれも飛び込み営業は相手にしないこと。これはオレオレ詐欺と同じかもしれない。

当然、今の話だけでは、まだまだ事務所の門は叩けるわけもなく、「ビフォー・アフター」の匠にでも頼まない限り、なかなか勇気の要ることとなる。そこでもう一つの方法は相ミツ(相見積り)というやり方だ。メールでのやり取りだけで行ない。まず、1つ目の事務所と話を進め、ある程度煮詰まってから「相ミツでやらせてもらえますか?」と言い、2つ目の業者に同じ内容を伝え、様子を見る。そうすると、大体1つ目の業者と2つ目のどっちがどれだけ誠実に自分に相対してくれていたのかが分かってくるかもしれない。

3か月ぐらい前の話だが、我が家にサンルームをつくろうかという話が持ち上がった。家族にそれを話したところ、だんだん話が大きくなって屋上テラスなんてどうだろうという話にまで広がってしまった。それで2つの業者にメールでのやり取りを始めた。本来なら、今の家をつくってもらった大手メーカーに頼むのがベストなんだけど、散々嫌気が差していたものだから、ホームページを頼りに相ミツで相談した。結論を先に言うと「それは技術的に我々では無理」と断られてしまったわけで、両方とも自分の守備範囲を分かっている業者さんなんだと分かって、ある意味で安心した経験があった。

そんな感じで、気軽にいろいろな業者とコンタクトをとり、ここぞと思う設計事務所に頼むことがいいと思う。大体、メールの対応が遅いところは、やはり、それなりのところであることが想像できるだろう。不都合があった場合、当然、対応が遅いことが予想される。

この年になって家を建てるなんて言ったらば「あり得ない!」と家族に総スカンを食らいそうな話だが、私は個人設計事務所に頼んで、人生最後の家を建ててみたいと心密かに思っていることだけ、このブログに書いておきたい。


 

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