2019.2.9
こんにちは。
今日は朝から大好きな雪が降っている。今も天気予報どおり、刻々と雪は「降りしきる」。
「降りしきる」ことがあまりない千葉に住んでいる私としては、「降りしきる」というフレーズは好きだ。
いい感じ。
でも、明日は大変だね。すってんコロンでスタッドレスを履いていない車は動かせないだろう。でも、全国的に休日だし、こういう日は家にこもっているに限る。
でも気分は晴れない。大好きな雪かきができそうなのに、気持ちはあまり晴れない。
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それは当然。母は世に言う危篤状態に近い、発熱から1週間、飲めず、食べられずで7日目となった。訪問医の見立てでは、このままそっとしておくしかないと言う。
看護師さんからも前々から点滴は気休めにしか過ぎませんと言われて、それを言葉ではわかっていたが、飲まず食わずでいる母親を診ていると、果たして、このままでいいのだろうか。喉も乾いているだろう。お腹も空いているだろうと思うのが人情というもの。
訪問医「どうされるかはご家族でお話になってお決めになることだが・・・」と前置きして
「動けない状態で、体重30キロ弱の方は、早々水分補給が必要ではないし、お腹も健康な人よりも欲してはいない可能性は大きいのです」
「点滴をすることによって、水分を補給できると思っていても、からだのむくみが出たり、それが血液、胃、肺に回って要らぬ悪さをすることもままあるのです」
そう言えば・・・・・。水・木曜日と2回続けて点滴をお願いした。1回目は頗る回復したかに見え、それをよいことにして、2回目の点滴をお願いしたら、それ以降、タンが絡み始め息苦しくなり、肺に水が溜まったらしく、酸素飽和度が88まで下がってしまい。目は中をさまよい。瀕死状態となったのは一昨日であった----つまり、本人には要らない水分(500㎖×2)を入れてしまった結果であった。
水分を口から入れない状態なら、当然、食事も無理という道理は十分理解ができた。
栄養剤入りの点滴は、ちょっとした手術というか、病院で施術が必要で、それをしてから自宅に戻っての栄養剤の注入は可能だが、病院までの移動の負担(外気にさらされること、車への搬入、病院での待ち時間等々)は、母には膨大であること。またそれの施術で直る保証はないこと。
そんなことを考えると、苦しまない限り、やはり、このまま自分の暖かい家で過ごすほうがいいだろうということになった。
訪問医「これだという正解はないのです。2~3年前、何度か点滴をやったときは、それなりに元気なられた。それはそれを受け入れるだけの体力がお母様にはあったということ。しかし、今回は、それを受け入れるだけの体力がない。それをすることは、苦しみを与えるだけで、ご家族の満足に過ぎないかもしれない。」
そんな話を聞きながら、我々は、やはりこのまま家で過ごすことを選んだ。
今朝の母は、テレビの画面を何となく追っていて、表情も穏やかなので、一時の安堵があり、こうやってブログを打てる時間も生まれた。
失礼ながら、この訪問医を少し見直した思いだ。