2016.11.8

先週のこと。久々受話器を持つ手が震えているのでは、と思うくらい興奮を覚えて文句を言い続けてしまった。



 



それは弊社の会計を担当している会計事務所の担当にだ。まだ若者であって致し方ないと言えば、それまでなのだが……。



 



今から6か月ほど前、その新人とメールのやり取りをしていたときの話だ。



何点からわからないことがあったので、それを問い合わせをしていた。明確にこことここがわからないので、返事をお願いしたいと



 



それから6か月ほど経った10月の末、久々に彼から電話があった。その間、弊社に訪問もなく、電話も、メールもない。顧問料はしっかりと支払っていた。しかし、連絡がない。ひょっとして、その会計事務所はつぶれたのかなと思ったぐらい音信不通であった。



 



その彼が8日に来たいと言う。これとこれとこれの書類を用意しておいてほしいと。



 



私の堪忍袋の尾が切れてしまった。メールを返事がない。顧問料を払っているのだから、その分の仕事をしろ。6か月間連絡がない理由はなんなのか。彼は一言だけ謝った。



 



残念ながら、彼はふてくされた態度をとっていることは声の調子で十分理解ができた。これ以上、こちらも感情的になっても大人げないので、やめて8日を待った。



 



彼らは来た。私は何事もない口調でその若者と、その若者の指導役の方と話をした。今日、やるべきことは進めた。その間の二人のやり取りを見て、やはり彼はまだまた手習い状態と理解できた。その指導者にその件を詰めても何の解決にもなるわけではないので、一切その件の話は持ち出さなかった。



 



帰り際、彼の言葉を待ったが、何もなかった。来たときも帰るときも私の目を見ることもなく、笑顔もなく、ただただ「失望」の二文字。



 



彼は若いが、社会人として「先日はどうも」ぐらいの言葉を待っていたが、やはりそれは無理なのかもしれない。彼の態度からして、十分に私が立腹しているのはわかっていたはず。ということは、彼はもう既に精一杯、上司とのコミュニケーションも十分とは思えず、上司との間に笑顔もなく、きっとアップアップなんだろう。上司もこの若者を育てなければならない。大変だ。



 



きっと今日、ここで私が爆発の続きをしたなら、彼の居場所はより狭いものにしてしまったんだろうなと思った。



 



がんばれ! 不器用で非常識な若者