2017.4.24

我が家には7~8年前ぐらいからバラを植え始めた。何でバラかと言われると困るのだが、別に気取っているわけではない。バラが好きだという単純な理由からかもしれない。

きれいなバラには刺があると言われるとおり、刺が多い。 それにも増して手間暇がかかる、恐ろしくかかる。

ここで自分なりに理由を付けておいた。何でバラを植えたのか?

子どもがいなくなった分、手間のかからなくなった分、バラに手間をかけよう。何となく理由になっている。そういうことにしよう。それにきれいだ。頗るきれいだ。

3~5年は調子がよかった。よく育ってよく咲いた満開になると道路に花びらがたくさん舞ってしまい、周り近所にえらく迷惑になると思い、毎日毎日、掃除の日々であった。咲けば咲いたで周りに迷惑を考えなければいけない。やはり雀の涙ほどの庭にはプレッシャーがいつも付きまとうことになった。近所の方もよく見に来ていただいたし、お隣さんには葉っぱがよく落ちてしまうので、お詫びと言っては釣り合わないと言われそうだが、片手いっぱい抱えるほど差し上げたりもした。そのぐらい満開となる花の量は多く、まさに丹精込めてやった甲斐があったというものだった。