2017.4.14

飛び抜けて器用なあなたなら、そういうことはないけれど、一般的な凡人の我々は、ほとんどその上司よりも仕事ができない。だから失敗する。質問をしようにも、よくわからないことばかりだから、何を、どこを質問していいかわからない。その結果、質問をしない、できない、わからない。

ないないづくしの日々が続き、毎日毎日仕事の日々が続く。わからないものはわからないまま時間だけが過ぎていく。

あるとき、そのわからない事象に再びぶつかる。当然にわからないからパスするか、同じ間違いを繰り返す。

上司「何でできないの?」

私「・・・」

上司「あのとき教えたよね」

私「・・・」

上司「わからないときはわからないと言って、言わないから、みんなに迷惑をかけたじゃない」

私「・・・」

返す言葉がないというか、返す言葉が見つけられない。謝ることは簡単だが、謝る箇所がわからない。謝る訳がわかない。

私、本人がわからないのであるから、上司がわかるわけもなく。ただただ時間だけが過ぎていく。

研修時間が増えるにつれ、気持ちの行き違いも増えてくる

いずれ、どうしようもないところまで糸は絡んで絡んでいく。こんがらがっていく人をほぐすことを知らない上司と会社は、その新人さんを不適格な人間として烙印を押してくる。そしてその後、組織から弾かれることはままある--------それが社会の現実だ。

それを新人さんはどう受け止めていくのか。会社としては、人一人の人生を預かっているわけで、それなりに対応しているときっと言うだろう。

頑張れ新人、敵は手ごわい