2022.8.3

こんにちは。今日も猛暑が続きます。クーラー嫌いな私たちも流石に昨夜はクーラーをつけっぱなしで寝た。というか、つけっぱなしでないと寝られなくなったと言ったほうが正解だ。

人間の感覚は大雑把なところがある。昨年よりも、3年前よりも、5年前よりも、10年前よりも・・・・という感覚だけれど、その感覚は「気温は上がっている」と誰もが思っているところ。もっと大雑把な言えば、以前は「30度だって」と大騒ぎをした学生時代。「熊谷が体温と同じだって」、「我が街が日本一です」と威張る余裕さえあった時代も確かにあったような。感覚的には、結構激しく変わっているなと感じる。




 
 世界全体 
  北半球 
  南半球 


1891年
-0.78
-0.88
-0.68


1892年
-0.89
-1.00
-0.74


1893年
-0.94
-1.06
-0.79


1894年
-0.86
-0.93
-0.77


1895年
-0.82
-0.95
-0.67


1896年
-0.61
-0.69
-0.52


1897年
-0.62
-0.69
-0.55


1898年
-0.79
-0.82
-0.76


1899年
-0.70
-0.74
-0.67


1900年
-0.62
-0.66
-0.58


1901年
-0.70
-0.72
-0.68


1902年
-0.83
-0.93
-0.73


1903年
-0.89
-0.94
-0.85


1904年
-0.94
-1.01
-0.86


1905年
-0.82
-0.89
-0.74


1906年
-0.74
-0.77
-0.69


1907年
-0.91
-1.01
-0.79


1908年
-0.94
-1.00
-0.88


1909年
-0.94
-0.99
-0.87


1910年
-0.92
-0.96
-0.87


1911年
-0.93
-0.95
-0.92


1912年
-0.86
-1.00
-0.68


1913年
-0.83
-0.94
-0.69


1914年
-0.66
-0.72
-0.57


1915年
-0.61
-0.67
-0.50


1916年
-0.85
-0.90
-0.76


1917年
-0.91
-0.97
-0.79


1918年
-0.78
-0.83
-0.67


1919年
-0.73
-0.82
-0.55


1920年
-0.69
-0.74
-0.61


1921年
-0.62
-0.61
-0.62


1922年
-0.71
-0.75
-0.67


1923年
-0.70
-0.73
-0.66


1924年
-0.71
-0.72
-0.70


1925年
-0.63
-0.62
-0.62


1926年
-0.51
-0.52
-0.51


1927年
-0.62
-0.61
-0.63


1928年
-0.65
-0.67
-0.62


1929年
-0.75
-0.81
-0.66


1930年
-0.56
-0.55
-0.57


1931年
-0.49
-0.49
-0.50


1932年
-0.56
-0.55
-0.57


1933年
-0.66
-0.71
-0.60


1934年
-0.55
-0.56
-0.54


1935年
-0.59
-0.61
-0.57


1936年
-0.53
-0.53
-0.53


1937年
-0.44
-0.45
-0.44


1938年
-0.44
-0.43
-0.45


1939年
-0.52
-0.53
-0.52


1940年
-0.55
-0.62
-0.38


1941年
-0.45
-0.54
-0.28


1942年
-0.48
-0.55
-0.36


1943年
-0.49
-0.50
-0.47


1944年
-0.36
-0.39
-0.29


1945年
-0.49
-0.57
-0.33


1946年
-0.58
-0.61
-0.53


1947年
-0.58
-0.65
-0.48


1948年
-0.51
-0.54
-0.47


1949年
-0.51
-0.55
-0.45


1950年
-0.63
-0.71
-0.53


1951年
-0.50
-0.51
-0.47


1952年
-0.48
-0.55
-0.39


1953年
-0.41
-0.41
-0.40


1954年
-0.64
-0.67
-0.61


1955年
-0.67
-0.68
-0.67


1956年
-0.76
-0.85
-0.64


1957年
-0.49
-0.59
-0.36


1958年
-0.44
-0.50
-0.36


1959年
-0.50
-0.54
-0.44


1960年
-0.57
-0.60
-0.52


1961年
-0.49
-0.54
-0.42


1962年
-0.49
-0.52
-0.47


1963年
-0.45
-0.45
-0.43


1964年
-0.70
-0.75
-0.63


1965年
-0.63
-0.74
-0.50


1966年
-0.55
-0.58
-0.52


1967年
-0.55
-0.55
-0.56


1968年
-0.60
-0.65
-0.53


1969年
-0.48
-0.65
-0.27


1970年
-0.53
-0.64
-0.40


1971年
-0.66
-0.77
-0.54


1972年
-0.54
-0.77
-0.26


1973年
-0.41
-0.55
-0.26


1974年
-0.68
-0.82
-0.51


1975年
-0.63
-0.70
-0.53


1976年
-0.74
-0.89
-0.55


1977年
-0.45
-0.56
-0.31


1978年
-0.52
-0.63
-0.38


1979年
-0.39
-0.56
-0.19


1980年
-0.38
-0.53
-0.21


1981年
-0.34
-0.36
-0.31


1982年
-0.47
-0.61
-0.31


1983年
-0.31
-0.44
-0.16


1984年
-0.51
-0.67
-0.31


1985年
-0.51
-0.72
-0.28


1986年
-0.42
-0.57
-0.25


1987年
-0.27
-0.46
-0.06


1988年
-0.28
-0.37
-0.17


1989年
-0.35
-0.43
-0.26


1990年
-0.19
-0.22
-0.17


1991年
-0.24
-0.30
-0.16


1992年
-0.39
-0.52
-0.23


1993年
-0.35
-0.48
-0.20


1994年
-0.27
-0.31
-0.22


1995年
-0.15
-0.14
-0.17


1996年
-0.28
-0.40
-0.15


1997年
-0.09
-0.14
-0.02


1998年
+0.06
+0.02
+0.11


1999年
-0.17
-0.18
-0.15


2000年
-0.19
-0.20
-0.17


2001年
-0.05
-0.07
-0.04


2002年
0.00
-0.04
+0.03


2003年
+0.01
+0.01
+0.01


2004年
-0.05
-0.05
-0.05


2005年
+0.06
+0.09
+0.02


2006年
+0.02
+0.05
0.00


2007年
0.00
+0.06
-0.06


2008年
-0.08
-0.07
-0.08


2009年
+0.03
-0.02
+0.08


2010年
+0.11
+0.14
+0.07


2011年
-0.05
-0.06
-0.04


2012年
+0.01
0.00
+0.03


2013年
+0.07
+0.06
+0.08


2014年
+0.13
+0.15
+0.10


2015年
+0.30
+0.38
+0.20


2016年
+0.35
+0.43
+0.26


2017年
+0.26
+0.34
+0.17


2018年
+0.16
+0.19
+0.13


2019年
+0.31
+0.38
+0.23


2020年
+0.34
+0.51
+0.16


2021年
+0.22
+0.35
+0.09





ここに表を拝借(気象庁)したけれど、これは世界全体の気温の変化。それも感覚ではなく、きっちりと精査されたものだ。世界というか地球が相手だから、その差は私たちの最近の感覚よりも少ないが、ものが、範囲が大きいわけで、その分変化は少なく出てしまう。しかし、その0.1度は大きな変化となって我々に返ってくる。

基準になっているのが、最近の30年間の平均値を基準して、「偏差プラス幾ら」、「偏差マイナス幾ら」となっている。

細かい話は省くけど、2002年を境に偏差のマイナスはプラスに転じる年が確実に増え始めた。

2002年、どんな時代だったかというと小泉政権発足とほぼ時を同じくする。

私にとっては、かなり思い出の年であり、仕事上、大きな転換点にもなった年だ。


この図は、それをグラフ化したもの。


細線(グレー)は各年の平均気温の基準値からの偏差。


太線(青)は偏差の5年移動平均値。


直線(赤)は長期変化傾向。
基準値は1991〜2020年の30年平均値。


赤い線を見ていただくとトレンド(流れ)は確実に気温上昇だ。その値は1.5度ぐらいか。


体感的には10度ぐらいだろうか。


気温が高くなると多くの弊害が出てくることは、皆さんもよくご存じのとおり。咲くものが咲かなくなり、採れるものが採れなくなる。生態系も変わる。食べられるものも食べられなくなる。


気候が極端に走り始める。今年の春先、朝と昼の寒暖差が平気で20度近くなったところが出始めた。


最終的に人間は何度まで耐えられるんだろうか。40度は既にクリアしている。42度?、43度?50度になったら、多くの方は生活できなくなるだろう。


このトレンドで行くと50度になるのは20年を待たないかもしれない。劇的に地球は壊れているから、そのスピードを加速化せざるを得ない。