今、豊洲に移転したら、豊洲市場は閑古鳥が鳴いてしまう。
気化したベンゼンを吸いながらマグロの刺身は買えない。そんな空恐ろしい状態になってしまうのではないかと都民でない私もかなり心配している。
汚染土壌の搬出+健全土壌の搬入>配管+4メートル空間(コンクリート固め)
どう見ても左のほうがお金がかかる。右はその8分の1もかからないだろう。
それなのに建築工事関連予算は膨大に多くなっている。
1)東京オリンピックのための道路が必要だから急いだ?--当時はまだオリンピック委員会で「TOKYO」という発表は行われていないからね、それは最近の話なので該当外。
2)建築材料費、人件費が高騰。これはわからないでもないけど、そんなことは2011年、2020年問題で予算に折込済で計上するはず。なので、これも該当外。
施工予算より、安価でできる方法をとっているわけで、当初組まれた八百億円云々の予算よりも高くなることは考えられない。
残土処理というのは、お金が非常にかかるもので、搬入・搬出に伴う費用もかなり莫大。敷地が非常に広いから仕方のないことなのだが、汚染土となれば、その処理にはより多くの資金が必要。
そういうものを全部わかっての予算取りなわけであって、ましてや健全土壌は入れていないので、当然安く済むはず。
どういうことか。都職員の皆さんがポケットに入れたとは言わないけれども、それに近い状態があるのではないか。都の職員もそれがわかっていて、みな頬被りしてしまったわけで、悪い意味での上位下達。
「下」はわかるけど、「上」とは一体誰なんだ?
舛添さん、猪瀬さん、石原さんも結構抜けているというのがよ~くわかる。裸の大様だった。
政治家の賢者と愚者の違いは何冊本を読んだとか、どこどこのエリート校出身だとか、そんなことは関係ないようだ。カナメは政治に対する姿勢だけ。
最近、そんなふうに思ってきた。
ということは、これを見ているあなたもあなたもそしてあなたも、その資質は十分あるということではないですか。
人生、あきらめてはいけないと築地問題から発展し過ぎだけど、真面目に思った次第。
批判ではなく、自分なら、どうするか?・・・だ。