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学生村(2)-メンバー [学生村]

2017.4.19

学生村といっても普通の民宿であって、今の「きれい、清潔」には遠く及ばないけれど、大自然と民宿の人たちの純朴さがあり、都会育ちの我々にとっては、ただただ物珍しく、「ひぇ~~」というようなおったまげの毎日で楽しいばかりの日々であった。

学生村には、いろんな人たちが集まってきた。もちろん、私のような1か月も滞在する人は少なく、長くても1~2週間、もちろん、普通の旅行者で1泊して直ぐに別の地に旅立つ一見の客もいた。

私のほかに2人の長逗留の同士がいた。一人は弁護士資格をとろうと頑張っている4つ上の中央大学の大学生、もう一人は高校の先生だった。ほかの1~2週間の短期逗留者には2人の慶応ボーイ、東大生、パチンコで旅費を稼いでいると豪語するギャンブラー大学生南東大学の学生二人組、地元の高校生などなど。今でも少しの交流はあるものの、大半は街で会ってもわからないくらいの風貌になって日々生活をしているのだろうか。

みんなの顔を浮かび上がってきて、これを書いていてもワクワクするばかりだ。


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学生村-バイトと滞在費 [学生村]

2017.4.19

先日、ヤフーニュースで「学生村」というワードを見た。ニュースの内容は見なかったが、心に残ったので書くことにした。

私が大学生だったころ、毎年夏になると1か月ぐらい長野の学生村に滞在していた。

1か月も?と思う方もいると思うが、当時、3食おやつ付きで確か3000円だったと思う。つまり1か月滞在しても9万円で済んだ。お気楽な学生の身分であった当時、その夏の滞在費を捻出するために、学業をそっちのけでバイトに精を出した。

当時、バイト時給は300円?か500円。

時給500円として8時間で4000円/日。週3で一月4万円ぐらいだから、夏休み前の半年ゆったりと働けば、交通費も含めて十分貯められる金額であり、学生成り金には存分楽しめる金額であった。

毎年、7月20日を首を長くして待った。東京駅は既に夏休みに入った学生や家族連れで賑わっていた。気ままなバイト学生ではあったが、やはりお金のありがたみは少しずつわかってきていたので、交通費も安く済まそうと思い、列車は急行もしくは鈍行で行った。「青春何とか切符」というのもあって、1カ月間有効だったので、それを使ったこともあったと思う。当時は新幹線などもないので6~7時間かけて行った。

6~7時間かけて着いたところは松本駅、そこから松本電鉄に乗り換え30分ほどで終点新島々。そこからまたバスに乗って1時間余り、楢の木坂で下車した。そこが我が学生村であった。

そこにはいろんな青春があり、今思い出してもわくわくするようなそんなドラマが数々あったが、それはまた次回に。


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