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金融政策変更 [マネー]

2022.12.21

こんにちは。

北国は大変だ。溶けてしまえば、ただの水に過ぎないものにお金と労力をかけないと生活できない日常。千葉くんだりに住んでいる我々には想像もつかない現実がそこにはある。家人は山形がふるさとだが、そこの友人たちは朝4時起きで雪かきを始めるという。彼らを頼っている周辺の住民は、生活道路の確保がされることで日常の生活が始められるという。しかし、それはマンションで言うところの共用部分のこと。残りの自分たちの生活空間、ここで言えば玄関口から道路までの道付け、屋根の雪下ろし、下ろしたその雪の処理等々は自分たちの責任範囲となる。

8時に出勤するために、7時にベッドから起きたんではアウト。雪かきという大仕事をその前に最低でも1時間、欲を言えば2時間前に起きて行動しなければ生活は成り立たない。

その作業がこれから延々と2月いっぱい続き、その労力と費用は泡ではなく、水に流れて消えていく。

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そんなてんやわんやの北国を横目に、日銀の政策会合とやらが開かれた。

黒田さんの記者会見にはあきれるばかりだけど、アベノミクスは完全に失敗だと誰もが思っているし、本人も前の会見でも、それを認めるような発言をしていたはず。

そんな記者会見の解説がこれだ。


問題は、今まで日銀が国債を買い続けていたわけだけれど(今も続けている)、国債を買い続ける効果は以下のように説明できる。

 

「満期までの期間が1年、額面100円の国債で1000円分、利率が1%のケースを想定。

発行と同時に1000円で購入し、満期まで持ち続ければ、額面の1000円+利子10円=1010円を得られ、この国債の購入額に対する利回りは「1%」。

これが債券市場で買われて値上がりし、1005円で購入した場合は、満期まで持ち続けると、償還の際、額面との差額にあたる5円の損が出るが、利子が10円つくため、差し引き5円の利益となる。購入額に対する利回りは「約0.5%」になる。つまり、国債値上がり→利回り低下となる。

逆に、これが債券市場で売られて値下がりし、995円で購入した場合。満期には額面との差額にあたる5円の利益と10円の利子つくため、合わせて15円が利益となり、購入額に対する利回りは「約1.5%」になる。

国債値下がり→利回り上昇。

というのが今まで日銀がやってきたこと。国債を強引に買い続けていくことの歪み(ゆがみ)が徐々に市場に出始めていることは事実のようで、素人の私としては、その状態が続いていったときに、どういう結末になるのかが知りたいところ。

我々庶民としては、これ以上の変動は起こってほしくはないが、いずれ何らかの波動が国民を襲うのではないかという不安は、プライマリーバランスが縮小に向かわない限り拭えそうもない。

そんな小手先の手練手管は黒田さんに任せておいて、岸田さんのやるべきことと言ったら、それは少子化をどうブロックするか。その政策立案が最優先課題だと思うのだが・・・・。


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