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未来予想図(11)-食料問題 [未来予想]

2022.9.21

こんにちは。

台風一過。普通なら晴れるパターン。秋だもんね。鰯雲の元の運動会なんていうイメージだけど、そんな気配はサラサラない。さっきちょっと晴れ間が見えたけど、直ぐにまた雲が空一面どんよりと覆ってしまった。流石に短パンはやめて薄手の長ズボンにした。

早朝、ランニングをしてきたけど、半袖 の上にウィンドブレーカーを羽織った。まだまだ走れば汗ばむけど、長袖を羽織らないとちょっと肌寒い感じ。確実に秋は来ている。

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昨日、久々に回転寿司に行ってきた。回転寿司とは言うものの、最近は回っていることはなくなった。席につくのも機械が指示をしてくれるから働いている人の手間隙は全くない。強いて言うなら、プリントアウトされる用紙を補充交換するときぐらいか?多分人手が要る?何年かしたら「回転していないけど、何で回転寿司って言うの?」と回っている寿司屋さんを知らない世代からきっと質問されるんだろう。こうして「回転寿司」は「公衆電話」とか「テレフォンカード」とか「黒電話」と同じように消える運命になることは確実。時代はそうやって進んでいく、いつの時代も。

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そんな回転寿司にも温暖化の影響は深く静かに潜行しているのがよく分かる。

ネタの話もそうだけど、もっと身近な海苔のお話。海苔の単位は21×19㎝が1枚として、それが10枚集まって1帖。大分前からだけど、この海苔の値段が徐々に上がってきている。以前は1帖で400円もすれば良い香りのする最高級の海苔が買えた。

海苔の善し悪しは色で見分ける。真っ黒いほどいい海苔だと思って間違いない。大体回転寿司の海苔は、その色が濃くはない。香りもなければ、噛み切るのに一苦労する。今、その黒い最高級の海苔を買おうとすると、一体幾らするのか?わが町のスーパーはそんなに上等なお店はないので500円台ぐらいが最高限度。都心のデパートとか、紀伊国屋に行けば1000円は下らないだろう。

それはなぜか。

今時の事情による値上がり?・・・・・・・・・・・それもあるかもしれないけど、それよりももっと前からジワジワ値段は上がっている。最近はそれも含まれているだろうけど、根本的な理由は海水の温度が上昇しているから。海苔は生産時期は冬。当然、海水温が高い期間が長くなればなるほど、海苔の生産期間は短くなり、おいしい海苔ができにくくなるだろうことは素人でも分かること。


細かいことはこのホームページに丁寧に書いてある。海苔の種をつくることも結構大変な作業の連続みたいだ。

今から20年ぐらい前だろうか。有明海の海苔が全滅に近いというニュースが載ったことがあった。あの黒い海草はなかなかつくれなくなってしまった。

有明海は諫早湾など人工的な影響もかなり多く、温暖化だけとは言えない面もあるけど、ないとも言えない面もあることは確か。自然は人間のように単純じゃない。

米、野菜、くだもの、穀物類・・・自給率の低い日本でも、自分たちの周りには日々消費し続けている食糧群がたくさんある。それが徐々に温暖化のために問題を内包し始めている。米の実がつかない、トマトの身が割れる、小さい、熟さないとか、大豆に実が入らないとか・・・・・。当然、収穫量は落ちる。自給率が低いところに収穫量の減少が拍車をかける。価格は高騰。お金持ちはスルーできる問題も、我々庶民はスルーできずにひもじい思いをする。

そんな食糧問題は確実に我々の目の前に迫っているわけで、それに対して何の手立ても打てない政治家は仕事をしていないことと同じだ。防衛と食糧問題は、内閣の迫っている危機のベスト5に入りつつある。

けつに火がつかないと動かないのは人間の性かもしれないが、マツリゴトはそうであってはならない。現実味を帯びたところで、その予兆を理解していれば問題はクリアできるかもしれないが、諸々の問題は、どう考えても一朝一夕にできるものではない。議論を尽くし、助走を長く持って、慎重に着実に実行していくのが食糧問題のセオリーであろう。



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