家づくりは一回では成功しない(第213回)-風呂の位置 [我が家]
2022.7.30
こんばんは。明日で7月も終わりとなる。あっという間の夏休みだけど、まだまだ7月。夏休みに入ったばかり。あと30日もあると思っていた幼少期が懐かしい。宿題なんかは放って遊び呆けていたあのころは何の義務感もなく、言われたことだけをやっていればよく、それで何の疑問も感ぜずにいられたことはラッキーだったかもしれない。
しかし、中学・高校になると、その自由が不自由に感じ始めたりして、結構難しい時期になる。夏休みは初老のジジイにとっても、かなり懐かしい回顧の時期となる。
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風呂をどこに置くか。これは結構大問題だと思っている。
しかし、割と皆さんはこれをスルーするようで、目くじらを立てている私のほうがおかしいのか、そこはちょっと皆さんに聞いてみたいところだ。
つまり、風呂を2階に置くか、1階に置くか。
大方は1階だと決めている方が意外と多い。
我が家は前回建て売りだったけれど、最低限、自分で間取り決められた。だから夫婦揃って「風呂は2階」と即断した。
隣のおじさんは「あんたんところは風呂が2階だからね」と入居早々言われたことを思い出す。なんで知っているの?と今の自分なら、かなり執拗に疑問に思うところなんだけど、当時はまだ若かったので、そんなこともあんまり気にならなかった。そんなわけで、そのお隣のおじさんも、かなり風呂が2階ということが奇異に写ったようだった。
風呂を2階にする理由は、紛れもなく洗濯物を干す動線を考えれば、2階がいいに決まっている。2階に風呂があれば、当然、2階に洗濯機を置くわけで、洗濯物を洗濯機に入れ、入浴し、そして、それをそのまま2階のベランダに干す。1階に風呂場があれば、当然、脱水をかけているとはいうものの、そこそこ重い洗濯物を2階まで運ばなければならないわけで、1週間に1度ぐらいの作業ならまだしも、毎日の作業になるわけで、細腕繁盛期の女性の方々にとっては大変な重労働となることは間違いない。「あっ、うちは洗濯物は1階で干すから」とおっしゃる御仁もいるようだけど、それは都会ではまずあり得ないし、千葉ですら、お隣さんとは結構ギリギリに建てる昨今、1階で洗濯物を干すご家庭はないに等しい。
水漏れが心配?という方もおられようが、それはまずない。ユニットバスならなおのこと、それは皆無に近いし、逆に漏れたことが分かれば、それは施工業者の瑕疵担保責任というやつでカバーしていただけるわけで何ら問題はない。
主婦(夫)にとっては、2階から2階に洗濯物を干すことが、どれだけ気分的に楽なのかは容易に想像できようし、現に非常に楽であることは私も経験済だ。共働き世帯が一般的になる現代において、日々の家事労働をいかに短時間に効率よくするかは、十分考えて家を建てるべきであろう。