マサカの坂 [新聞記事]
2022.7.5
こんにちは。
いかんね。怒りを忘れている自分を、最近とみに感じてしまう。このブログだってだ。以前はあれも書いておこう、これも書いておこう。これって許されないよねと言いつつ、to myself の域を出るものではないけど、それが自分の活力であったことは間違いない。だから、いろいろ発想も出たしね。これが「後退老成」ということか。悲しい限り。
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「ウクライナの話は、もういいよ」と思っている人もそろそろ出始めているんだろうか。現地から遠く離れていればいるほど、その直接的な影響はないから仕方がないと言えば仕方がないかもしれない。昨日も東洋大でゼレンスキー大統領が講演と質疑応答をやったとニュースで流れていたけど、当事国のトップとしては、そんな外国の風を肌で感じているからだろう。その必至さが十分伝わってくる。
そんな遠い他国の出来事だけれど、日本が、日本人が同じこと、それ以上のことができるだろうかとふと思うことがある。ウクライナ人ほどの愛国心をもって祖国を守れるんだろうか?
徴兵体験?
試射体験?
軍事訓練?
人をあやめる・・・・そんなことをしたことがない人ばかりのはず。もちろん、私もしたことなんかない。
自衛隊があるから大丈夫なんじゃない? そうかもしれない。しかし、絶対数が足りない。ウクライナの男性は国に残って戦闘員になったり、後方支援をしたりしているわけで、多くの国民が犠牲に成り続けている。
じゃ、闘わないで降伏する?
そんなこと国民感情としてできるわけないよね。断固死守!
忍び寄る恐怖としての中国、ロシア。
そんなことあるわけないよ。大丈夫、中国人だって、ロシア人だって、理性はあるはず。闘って何かいいことあるの?怪我したり、死んでしまうだけじゃない。
でも、現実に「まさかの坂」はウクライナにあった。日本にその坂がないことを祈るばかりだけど、専制主義国家は、過去の日本、ドイツ、フランス、イギリス、アメリカ、そしてロシア、中国・・皆皆独裁的な国家だった時に必ず派兵し、よその国の分捕り戦争をやっている。この他国を侵略し、我が物にしようとする意識は、残念ながら今も残っていることは間違いない。
どうか、まさかの坂が再び現れないように。