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忘れることは日本人の恥・・・・になると思うな。 [新聞記事]

2022.6.16

こんばんは。

早いな、あと1週間でこの記事は1カ月が経とうとしている。

世の中、コロナとウクライナで忙しく、この記事は5段1/2ぐらいの大きさだったので、見過ごされた方も多いかもしれない。

まだそんなことやっているんだと言われてしまいそうだけど、この件は日本人として、そう簡単に忘れてはいけないことだと思う。ロシアが武力でウクライナを押しつぶそうとしているのと同等か、それ以上の残酷さを、この問題は内包している。

例の森友学園で、自殺なすった赤木さんの件。

記事はこうだ。

学校法人森友学園への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、改ざんを強いられ、自死した近畿財務局職員の赤木俊夫さん(当時54)の妻雅子さん(51)が同省元理財局長の佐川宣寿(のぶひさ)氏に損害賠償を求めた訴訟の弁論が25日、大阪地裁であった。中尾彰裁判長は、雅子さん側が請求した佐川氏本人への尋問を実施しないことを決めた。

 中尾裁判長は「(尋問請求を)採用しなくても、判断は可能だ」と述べ、雅子さん側が求めていた、他の財務省幹部ら4人の尋問も行わないと表明した。」


・・・・・というお話。


千歩譲って赤木さんの自殺が、この件に関わりがなかった(あり得ないけど)としても、尋問請求を不採用とする判断は間違っていて、そこには真実を裁こうという裁判所の精神が全く見当たらない。この中尾裁判長が御用裁判長と言われても仕方ない。時の総理が明らかに関係したと言われている事案であって、それを「忖度」し、佐川氏が近畿財務局に指示を出したとされていることも十中八九間違いがない。ICにでも録音されていればと思うけど、録音されていても、「私の声によくは似ていますが・・・」としらを切るのだろうけど、今よりもより明確に彼らを追い詰めることはできたことになっただろう。赤木さんには申し訳ない言いぐさになるけど「死んじまっては、おしめいだぃ」。


問題はここから。


自分の周りに同じようなことが起こったら自分はどう動くんだろう、どう動こうとするんだろう?


彼はただ黙って自死したわけではなさそうだ。こんな記事も載っていた。これは「赤木ファイル」と言われるもの。


「佐川さん、あなたが局長を務めていた本省理財局からの改ざんを指示するメールに対して、夫が直接抗議したメールがあります。「調書の一部の文言修正を求められている箇所について、以下のように考えております。既に意思決定した調書を修正することに疑問が残ること」、「現場の問題認識として既に決裁済の調書を修正することは問題があり行うべきではない」と、本省審理室担当補佐に強く抗議した」


前段は局長である佐川氏へ直接メールで抗議。後段は担当補佐に抗議。組織内にいる人間にとって、上司にご意見を申し上げることは並大抵の心根をもっていてもできることではない。それは皆さんも十分にご承知だろう。


もう一つ、忘れてはいけないことは、 森友学園問題が起こったとき、「国有地を適正に売却した」「交渉記録は残っていない」と不適格な答弁を繰り返しているにもかかわらず、理財局長から国税庁長官就任、赤木さんが亡くなった2日後に辞任。国税庁長官になったとき、就任会見をしなかった(できるわけはないけど・・・)ことは異例。


どう見ても、上からのご褒美的な人事???と思われても仕方なし。


A「証人喚問、来ているんだって?」


S「ええ。私はどうしたらいいでしょうか?」


A「 これは受けなきゃいけないだろうな」


S「なんて言えば・・・・いいでしょうね?」


A「・・・・。捨てちゃったって言えば・・」


S「えっ? 私が・・・・・ですか?」


A「そりゃ、あなたがね。ほかにいないでしょう。適任だね」


S「私、一応、局長・・・・でして・・・」


A「局長といったって、たかだか理財局長でしょう」


G「まあまあ・・・・、その代わりと言っちゃなんだけど、別にポストを上げるよ」


S「はい? どんなポストをいただけるんでしょう?」


G「長官なんていうポストは?」


A「ちょうど、空いているね。流石だね。いい友を持って私は幸せもんだ」


G「じゃ、そういうことで」


S「どういうこと・・・・で?」


A「相変わらず鈍いね。国税庁長官だよ。それを上げるからあんたの花道にしてくださいね。その変わり墓場まで、この件は持っていってくださいよ」


・・・・と言ったかどうかは分からないけど、大方のところは、そんなことでしょう。同じ人間の考えること。大体、相場は決まっているというもんです。


ピストルでドンパチ・ドンパチするよりも、こっちのほうが自分が渦中に入ってしまったら、どんなにか恐ろしいことか。おおよそ想像はつこうというもの。ロシアより、怖い国に我々は立派に生きていることは間違いなさそう。


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