第一期カミキリムシ対策 [バラ]
2022.2.26
こんにちは。
暖かくなってきて足元の電気ストーブも付けなくても寒く感じなくなってきた。いい按配。
確定申告をしようと準備をしていた矢先、再び仕事の依頼が来た。「依頼が来た」と迷惑そうに言っては申し訳ない。この節、ありがたいことです。・・・ということで確定申告作業は少し先延ばしになりそう。そういえば、そんな感じで延び延びとなり、申告はいつもギリギリになってしまった昔を思い出した。
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忙中閑ありではないけれど、ちょっとの隙を突いて第一期カミキリムシ退治をしてきた。
まずは定番のオルトランを水に溶かしたものをスポイトで蒔く。
1キロだと直ぐになくなる。腐るものでもないので、3キロのほうがお得。
まず1本目。これは淡雪。
秋口に枯れた枝を何本も切ったのをアップしたが、まだまだ枝はたっぷりとあり、樹木の勢いもある。
カミキリムシの入り口は、この写真の白い部分。オルトランは白色なので、蒔いた後はこのように白くなる。
この根の根本がポッカリとえぐれていた。
こんな感じです。半分以上、土に埋まっていのるのと裏側ということで木の中に入った(サナギが今いる)状態なのか、出ていったのかは分からなかったが、木の中にいるものと思い薬を散布した。
寝ころんで写真を撮ってみたが、分からず仕舞い。
次がこのバラ。ゴールドバニー。
一世を風靡し、パーゴラにも上り詰め、きれいな黄色いツルバラだったが、翌年直ぐにカミキリに進入されたものの、運良くオルトランで殺し、復活したバラ。ここに運んできたものの、この3年間ずっと元気がない。左の穴は最初に孵化した後の穴。右側は今回(昨年か一昨年)に孵化した時の穴の跡だ。
こちらのほうが鮮明に写っている。
今回は、この穴(右側)はもっと小さく、そして半分以上、土に埋もれていたので分からなかった。土をほじくり、棒で穴を突ついているうちに、これだけの立派な穴が開いていたのが分かった次第。ゴールドバニーには申し訳ないことをした。
根本から3本に分かれ育っていたが、2本は枯れ、残り1本となってしまった。
我が家に来て、このゴールドバニーは通算6~7年経っただろうか?木は太くはなっていないもののひび割れは立派にでき始めている。
オルトランを蒔くときは、穴に直接入れることはもちろんだが、こういうひび割れたところをスポイトで何回となくかけることも有効だ。
例えば、こういう樹皮の表面にオルトランを吹きつける。
こんなふうに何回も何回も蒔くことで、木脈に沿ってオルトランの液体が染み込んでいく。
こんな穴(これは節)にもオルトランを蒔く。
オルトラン液はこぼれ出るが、ずっと樹皮を伝わり、下のほうに下のほうに液は染み渡っていく。
この先、3~4月末~ゴールドウィークを過ぎるあたりまで、週に1回は蒔く必要はある。だけど、オルトラン液がサナギに直接かかれば(あとはオルトランが付いた木を食べれば)メデタシメデタシになるんだけど、サナギにかからなければ(不食ならば)、そのサナギは孵化し、よその木(バラ)に飛んでいき、この闘いは当分の間は続くことになる。
しかし、異国のことを考えれば、こんな闘いは大したことではないね。