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家づくりは一回では成功しない(第180回)-知識 [我が家]

2022.1.18

こんにちは。

いつも足元に電気ストーブだけで寒さは感じないことが多いのだが、今日は日がまだ落ちていないこの時間でも寒さを感じる。思わず手揉みをしてしまうほど。

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家づくりの話です。

前回、予算のことについてお話をしたが、今回は予算に関連して、自分たちの知識を豊富にしておくべきだというお話。

この辺がアヤフヤのまま、施工会社の建築士、営業マンとお話をしていても先方の言う言葉を鵜呑みにせざるを得なくなるわけで、先方の仕切り、言い値で事が進んでいくことになり兼ねないことになる。もちろん、施工会社に相対し決戦を挑むわけではないのだが、八百屋で大根を買おうとするあなたは、家の真ん前にある八百屋の350円大根と500m先にある八百屋の100円大根、どちらを買いますか?という話です。ケチな私のもっとリアルな話をすると、近くのスーパーの100円納豆より、1キロ先の別のスーパーで80円の納豆を買ってしまう。しかもガソリン代を使って。しかし、家を建てることになると、相対しての交渉ということもあり、結構大雑把な対応をしてしまうことはないですか?という話です。例えば、ナラ材を使うと平米3万円かかるけど、スギ材なら平米1万円しかかからない。でも、見栄えがするからとナラ材を選ぶ。大根や納豆は年に何百回と買うけど、ナラ材は一生の内、1回か2回買う程度。そんな買い物をするわけですから、より深い知識を詰め込んで施工会社と額をつけ合わせて協議しないと後悔するというお話です。

今は知識を詰め込む手段として「ネット検索」という方法があり、誰でも、いつでも知識を詰め込むことができることは消費者側の強み。

一例を言うと・・・・・

家の中で結構気になるのが、床材をどうするかということ。

普通、事務所でもない限り、家に上がるには靴を脱くわけで、床はタイルか木になる。大方9割方は木を選ぶわけで、営業マンが使う言葉としては「フローリング」。その種類は「無垢」と「複合」という言葉が出てくる。もちろん、言い方はいろいろあると思うけど、突然、「フローリングはどうしますか?」と言われる。言われるほうは、その知識が十分あるのであれば「無垢にしたいので、その種類と値段(単価)と全部の面積を教えてください」と言える。複合とは重ねて貼ってある床材のことで、見た目もそうだけど、系年劣化すると剥がれてきてしまうもの。子供が小さいし、家にそんなにお金はかけないし、生活スタイルが変わったときにリフォームをするつもりと方針が決まっているのなら「複合」という選択肢が当然あり得る。しかし、そんな知識がないと、「無垢はいいですよ。傷が付いても年月とともに、それが味わいになる」と言われるままに平米単価が高いものを選んでしまう。決して施工会社は嘘を言っているわけではないのだけれど、平米単価を上げることは施工会社にとってはメリットであるわけで、そんな知識もないまま、交渉事をスタートをしてしまうと追加融資を受けなければいけないとか、泣く泣く一部屋を削らなければならなくなるとか、こちらの意向に沿った家とはほど遠いものになる可能性も十分にあるということ。

「床材-種類」、「玄関ドア-種類」、「屋根材-種類」、「キッチン-レイアウト」、「風呂-種類」などと検索するといろいろ出てくるので大方の知識は詰め込める。

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