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家づくりは一回では成功しない(第177回)-土地購入の条件 [我が家]

2022.1.10

こんにちは。

今日の朝は比較的室温は高かった。そのためか庭の雪はほぼ消えた。あんなにいっぱい残ったままで、少々困ったなと思っていたのだが、気温が高かったため、あっと言う間に消えてしまった。

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家づくりの話。

土地を決めるときに注意しなければいけないことは、方位、日当たり、地盤の高さ、隣地との高低差、前面道路の幅。公道か私道か。セットバックの有無。ライフラインと呼ばれる水道、ガス、電気。

【ライフライン】水道はほとんどが公営水道だと思うが、井戸水は生活用水としては余りお勧めはできない。電気に関しては問題はないが、ガスに関しては公営ガスが来ていなければ、当然、プロパンガスとなり日常の生活に大きな影響が出てくる。第一にプロパンはガス代が高いこと。扱う器具(ガス台)が違うので、これまた出費がかさむ。それにガス漏れ等のリスクもある。

【立地条件】自然災害の多いこのご時世に崖地を含む土地をご購入の方は少ないと思うが、値段が安いので、ついつい目が行ってしまう。300㎡のうち100㎡が崖地なんていうところも平気で売りに出されているので注意したほうがいい。

【水回り】水はけの問題。雨水は高いところから低いところに流れる。当然の話ではあるけど、これは天気のいい日では分からないことだ。大体、土地を不動産屋と見に行くときはピクニック気分で天気のいい日を選びがちだが、絶対に雨の日がお勧めだ。雨は嘘をつかない。どんなにセールスマンがいい土地ですと声を張り上げたとしても、雨は足元に落ちて流れていく。その道路は水が溜まりやすいのか、周りの家々の片隅に土嚢が積んである家はないだろうか?庭の片隅に土嚢が積んである家は、間違いなく雨の日、水が押し寄せている証拠だからだ。U字溝はちゃんと道の両側にあるのか。そして泥は溜まっていないか?

【日照】これは日当たりのいい家を好まない方もいるようで一慨に言えないのだが、大方の方は日当たりのよい家を好むはず。南を広くとって、家に日差しを呼び込むのが普通だ。日差しが一番傾く(家に日差しが当たりにくくなる時期)冬至前後を基準に日照を考えたほうがいい。「水はけ」と「日照」相反する条件下で、その土地を見なければいけないということになる。

【環境】隣近所に問題はないか。学校、スーパー、銀行は近いか。防犯上の問題点もリサーチする必要はありそうだ。いずれにしろ、生活基盤をしっかり調べることは重要なこと。自治会、町内会の実態等々十分に調べる尽くすことはやって損はない。自治会、町内会等は不動産屋に聞けば教えてくれる。

土地購入時、大切なことは急いではいけないということだ。急ぎたいのは不動産屋のほうだけであって、建主になるあなたはど~~んと構えて図面なり、土地の状況を調べてから判断を下せばいい。「ほかの方からも声がかかっています」などの誘い文句にグラついてはいけない。

特に南側の隣地との土地の高低差がある場合には注意が必要だ。

恥ずかしながら、我が家と隣地とはブロック4枚の差がある。向こうが4枚高い。これを施工会社は全く考えていなかったわけだが、当然、冬場の日照が悪くなるわけで、図面だけを見て判断する設計士だと、とんでもないことになる。

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