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マツコの本音(2) [生活]

2021.10.6

こんばんは。

・・・・・・ということで前回の続き。彼女(彼)はテレビでの会話であるにも関わらず、結構自堕落になりつつあると自分を語っていた。いつもの彼女の言い方で多少オーバーの部分もあるかもしれない。それに夏目さんの最終日であったとことも多少関係しているのかもしれないと思っておこう。

世の中、女性よりも男性のほうが自堕落だ。こういう言い方をすると性差別だと言われそうだけど、そうではない。男性のほうが家庭生活を律していく力がかなり弱い。それは日々自炊し慣れていないこともあるかもしれないが、それが100%原因ではない。もちろん、女性でも家事、特におさんどんと言われる三食をつくり続けることが苦手の方もいないわけではない。そういう少数オサンドン精鋭部隊は別にして一般的な話をしたい。

夫婦という形は、若いころは愛だとか、恋だとかでうつつを抜かしていられるから、「あばたもえくぼ」ではないけれど、醜く、どんくさいことも良く見えるもので、お互いの足りないところを補い合いながら歩いていこうとする。だから二人で歩いていける。それが四十代、五十代、六十代と時を重ねるに連れて、アバタはアバタとして立派に成長し、エクボは忽然と姿を消していく。そして、相手の欠点ばかりが目につくようになる。これは誰もが通る道であり、聖人君子でもない限り、そうはならないとは、どの世界の人間に照らしてみても言えないだろう。そこには「我慢」という武器が立派に存在する。

しかし、その道を通るのが嫌だったのか、そういう機会がなかったのか、一人の生活をしている男性は、どういう形であれ、伴侶がいないがために何の制約もかからないことになる。確かに一人は自由で快適かもしれないが、それは50ぐらいまでで、それ以降は過酷さを増していくばかりになることが多い。生きていく上では、食事もしなければいけないし、洗濯もしなければいけないし、ゴミ出しだってしなければいけない。風呂にも入らなければいけないし、部屋だって汚れていく。食材を買いにスーパーに買い物にも行かなければ生活は成り立たない。一人でやっていくには、その量は膨大であることは大袈裟ではない。

いや、俺はコンビニで買い食いするから何ら問題はない。毎日外食で過ごすから別に問題にならないと言う方がいるが、果たして、何十年とそんなことはできるんだろうか?ご存じのように外食は自炊よりお金はかかる。それにお一人で多いのが住宅の問題だ。大体の方が賃貸だ。俺は一人だから家を買う・・・・と思う積極的な人は多くはないだろう。大体が借家住まいだ。つまり、家賃を毎月払う必要がある。

日本人は今、決して豊かではない。私たちが現役のころは年収800、900の方々が多くいたが、今はそうではない。400は平均値? つまり、楽な生活(買い食い、外食)をし続けるのは難しい。それに加入者が減り続けている国民年金。国民年金は満額でも手取り6万を切る。

家に連れ合いがいることは、制約は多いかもしれないが、それ以上に自分を律することの原因になり得るわけで、それは生活をゆがめることなく、正常な軌道を取り続けられる唯一の原動力となるわけで、それはマツコの言った「気力がなく」、「自堕落な」、「どうでもいいという気持ちになってきている」と相反する生活態度になるわけです。

自由はいいけど、老年になってからの自由ほど不自由なものはないと言いたいだけなんで、相変わらず、理屈っぽくて深夜に書く話ではないね。

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