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町内会(2) [生活]

2021.4.27

こんばんは。

・・・・でその続きです。前段では払う人の話をしたけれど、私が問題だと思っているのはこっちのほうなんです。こっちというのは執行部のこと。町内会の執行部なんていうのは、やる人がいないから、大体歴代ず~~~っと同じメンバーがやっているということがほとんど。前に住んでいたところの町内会も、そのような体質だったせいで、そのことが大問題になった。みんな「さわらぬ神に祟り成し」ではないけれど、余計な仕事をしたくないとばかりに余計なことは一切言わない風潮がはびこっていることはご存じのとおり。

大昔は太っ腹な村人をまとめる方や庄屋さんなんかがいて、事がある度にお金を出して、村人にうまいものなんかを食べさせていたりしたんだろうけど、だんだんそれはなしにして、みんなで公平に負担しようとなって、無尽というものができたりして、時代とともに形を変え、今に至っているんだろうと思う。私の親の時代には、東京の町内会で無尽というのがあって、「今日は無尽があるから」と言いながら母親が夕食後に出かけていって、今日は1000円もらえたなんて話をしているのを聞いたことがあった。詳しい仕組みは私はもう少し若いからわからないけど、そんなおもしろい時代を経て今に至っているんだろうと思う。

しかし、古今東西、お金にまつわる悪しき出来事というのは、大体同じ人間が同じ役割を担うことに起因していることはよく耳にすることで、自分が何となく切なく思うことは、その悪しき出来事が、どこの町内会でも行われる可能性が高いということ。それは別に悪気があってのことではないと思うけど、最大の要因は次の成り手がいない。バトンタッチする人間がいないことに問題があるような気がする。

それはそうとして、善意なる町内の人間は、それを知ってか知らずか毎年決められた額を、その見返りを得ずとも、文句一つ言わずに払い続けている。それに対して、執行部としては一応決算書を提出し、一般の会社よろしく議決承認を町内会員に対して行い、表上は何ら問題はないように思えるが、果たして、その善意に耐え得るような決算行動をしているのかは残念ながら甚だ疑問符が付いてしまう。時節柄、お世辞にも生活が楽だと言える人は、私の周りに多くはいないような気がする。執行部は、そういう人たちのことにも思いを馳せ、その人たちのために、よき方法で浄財を循環させるべきなのではないかと考えた次第。


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町内会 [生活]

2021.4.27

こんにちは。実は私、今期町内会の役員になることとなった。これはどこも同じだろうけど持ち回りでやる。順番・・・順番・・・と公平性はこの上なし。しかし、アパートの方はほとんど入らないし、持ち家の方も最近は入る方は少なくなる一方。確かに自治会に入る入らないは任意で自由が建前。会員になれば町内会費を払わないといけないから強制はできない。それはそれでいいけれど、いつも思うことなんだけど、ゴミ出しは誰でも、どこに家庭でもやることだ。地域には大体ゴミステーションがあって、そこにゴミを出す。当然、ゴミステーションは散らかるときもある。カラスが突ついてゴミが散乱したりしてね。それはゴミ当番が清掃して次の人にバトンタッチする。これも順番・・・順番・・・と当番制。しかし、自治会に入っていないご家庭は飛ばしていく。回覧板も同じく飛ばしていく。ゴミは出すのにゴミ当番はしない。そして会費も払わない。別にゴミ当番をする=お金を払うではないんだけれど、ちょっとおかしい。ゴミはみんな出すんだから、みんなで当番制で代わる代わる清掃はしたほうがいい。自治会は入らない・・・ゴミ出しはしない・・・のなら分かるけど、ゴミ出しはしているんだからね。これは厭味ではなく、素朴な疑問だ。前に住んでいたところも同じだった。誰がいつからそう決めたのかは分からないけど、悪しき慣習。前例に則ってというところだろうか。

役員になったからといって、特に仕事があるわけではない。年会費の集金と夏祭の役割を分担してやることぐらい。前にいた町会は大所帯でやること成すこと大がかりだ。私たちの仕事も数多くあったが、役員も総勢100人以上はいたので、個人個人の仕事は大したことにはならない。毎年常連で役員をやっている方がいるから、その方の指示に従えば問題なく事は進む。

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・・・・で今回、年初の集金業務をした。去年はコロナ禍で活動はほとんどなし。しかし、今年も集金はいつものとおり集金しろという指示があった。こんなことを言うと上から目線だ言われるかもしれないが、素直な感想だから書いておきたい。多分、年会費はどこも大体似たりよったりだろうけど6,000円也。ほかに寄付金等々。皆さんの家のインターホンを押す。同じ町内でもいろんなご家庭があって、どう見ても生活に余裕があるとは思えないご家庭もある。また、一回に6,000円は払えないから3か月ずつ払うというご家庭もある。さもありなん。このご時世、6,000円といえども侮れない額。

そこでつくづく思うことがある。6,000円の町会費。それだけのことを町会はしてくれているのだろうか?6,000円を払うメリットは各ご家庭にはあるのだろうか?確かに夏祭りとか、カラオケ大会、老人会の集まり、広報誌等々決まり切った活動はおやりだろうけど、本当に街の住民の人たちのお役に立っているのだろうか?

夏祭りもカラオケ大会も老人会も、それぞれ交流を深める一助にはなっているだろうけど、それはそれに該当する人たちだけが恩恵を受けているだけではないのか。もっと全住民に広く浅くでいいので、何かの助けになることをやるべきではないかと思うのだけれど、お財布の中身を必死で探して、何の苦言も言わず、気持ちよく支払っていただける、お世辞にも富裕とは見えない方々からの浄財を受け取りながら、ふと、心に染み込んでしまった思いとなった。

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