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家づくりは一回では成功しない(91) [我が家]

2020.2.24

こんばんは。

3月の第3週に私の生業とする仕事がある。ろうそくの火のごとくいつでも消えてなくなりそうな仕事なんだけど、今回は余り気が進まない。それはコロナウィルスが流行しているからね。その会議に行くと朝9時から夕刻まで缶詰になる。それも総勢100名近い人たちが集う。極力人には近づかないようにと言われても、そうもいかず、段取りとか、その日のことを打ち合わせする必要はあり、無言で押し黙ったまま過ごすわけにもいかない。お弁当も出る。今もその同じ会社からの仕事をやっているのだが、今のところ中止にするとは言っていない。ただ、短くしようと言っているようだ---「ええっ!会議するの???」というのが正直な気持ちだけど、やはりやるなら行かねばならない。現役世代はみんなこんな気持ちなんだろうね。でも、私は正真正銘の高齢者。感染リスクは超高いからね。若者とは違うハンデ・・・欲しいぞよ。

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昨日、消えてしまった文章を思い出しながら書いておきたい。

家を建てるときは、大体必要だから建てようという気持ちになるわけで、ハンバーガーが食べたいとマックに行くのと同じだぜ・・・・と言う人は余りいないだろう。

つまり、皆さんなんぼかの助走をつけつつ、建てようという決断に至るわけで、その助走が長ければ長いほど後悔は少ないし、短ければ短いほど、後悔するリスクは高くなるということ。

もちろん、これは建売ではなく、すべてを自分で考えて建てる、カスタマイズして建てる家のこと。それはある意味、想像を絶するぐらいの項目を自分で決めていかなければならない。そのときに一挙に何でもいい「エィ、ヤ~」とばかりに清水の舞台からと言って決めてしまうほうが簡単で、適当に決めたとしても常識の範疇で施工業者は決めるから、トイレの床に屋根瓦は敷かないのと同じようにそんなにひどいことはないと思う。ただ、自分の好みの色とか、質感とか、背の高さとか、右利き・左利きということでの制約となると話は違ってくる。既製品なら何とも思わないが、カスタマイズしたものに対しては、やはりこだわりが出てくるのは当然のこと。

そんなにないだろうと思われるだろうから、少しだけ例を挙げてみたい。

例えば、玄関について項目を並べてみたい。

1)ドアの開き方。横開き、引き開け、押し開けで3種類。

2)ドアのデザイン--20種類以上、

3)ドアの材質--木製、プリント、鉄板で3種類。

4)ドアの鍵--キーレス、カード、シリンダーで3種類。

5)アプローチの材質--タイル(無数)

6)玄関内部の材質--タイル(無数)

これぐらいだろうか。これは玄関の図面が決まっていた場合の項目。もし玄関の図面が決まっていない場合は、その図面(デザイン)も決めなければいけないことになる。框の高さ、框横のサイズ、玄関内部の大きさ、くつ箱にするかウォークイン・シューズボックスにするかなどなど、決めなければいけないことは盛りだくさんだ。

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いやいや、昨日考えていたことはそんなことではない。建てる段になって足りなくなるものはという話だったと思う。それは時間とお金だという話。

お金は銀行との相談で何とか施工会社がやってくれることが多い。だから、それはよしとして、時間だ。建て始めるまでの間、図面と上記のような材質、デザイン等々を決めなければならないわけで、その助走路の時間は幾らあればいいのか。それは結構大切な問題だ。多くの方々は家を建てるときは現役世代で平日は毎日毎日働いているわけで、そのときは家のことに思いを馳せる余裕は余りない。週末に時間がとれれば、そのときにやっとのこと家人との話し合いに付き合うことができる程度だと思う。そうすると1カ月の間に夫婦二人で話し合う時間は、やはり土日だけ、月8回程度だということになる。それをどれだけ持つかということになる。8回でいいのか、16回ぐらいとったほうがいいのか。それはお二人が納得するだけの時間がいいと思うが、家づくりにおいてはやり過ぎるということはないということだ。

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