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力なき者の力 [生活]

2020.2.10

こんばんは。

昨日も今日も冷え冷えする。いい傾向だけど、あと1~2日で春が来るらしい。やはり暖冬で今春も終わる。この夏、家の雨戸は必携。順当に梅雨が来ればいいが、カラ梅雨だったらどうする? 完全にお手上げになる。災害はいつも予想を覆す。恐ろしいほど覆す。

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歴史上の事件は、いつも極端な行動によって始まり、極端な行動によって終結するのが常だ。人間は結果を急ぐ余り、いつも奥の一手を使う。それは果たしていいことなのだろうかと考えてみると、それは決してよくないと誰もが思っている。しかし、歴史上の出来事は、その「奥の一手」で勝敗を決める場合もあれば、それを端緒として、次の行動を組み立てる場合もある。その「奥の一手」だけで最終的な目標を達成するときは大体瓦解することが多い。当然と言えば当然だけど、その次の行動があるときは大体成功裏に物事は進む。その次の行動は国民(民衆)の声が多く上がったときだ。それは上っ面の民衆運動でもなく、権力者の大衆向け迎合主義でもなく、一瞬であっても、それは真実の民主主義の神髄を垣間見る思いがする。

表題の「力なき者の力」は、その真骨頂を表す言葉だ。日本の民主主義はヨーロッパのそれと比べてみると、赤ん坊のような歴史しかない。西洋の物真似をし、追いつき追い越せと励み、アメリカの模倣の数々をしてきた。(いや、させられてきたとも言えるかもしれない)

そんな幼稚な民主主義であるがゆえに、権力者に頼るのではなく、自分たちで考え、力を集め、少しずつ行動をする習慣を付ける必要があるのだと思う。人間は誰しも光が見えないと諦めてしまうことがある。それは二十代であっても、三十代であっても、四十代であっても、五十代であっても同じだ。しかし、その光を見るようにしようと努力することが大切で、それは一朝一夕でできるわけはなく、それは習慣化されてこそ芽吹き、育つものだと思う。その力は誰あろう、若い人々であり、力なき者たちであるのだ。

政治は確かにうさん臭いし、面倒臭い、それに今の俺、明日の俺の営業にどう関係があるの?ナイデショウと言われてしまうと、確かにそうなのだけれど、より俯瞰してこの国の先を見ていくと、今の君、明日の君の営業より先に、関係する事々があることに気がつくはず。政は力なき者たちがやることで、初めてその国を豊かにしていくのだと思っている。

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