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観光立国の危機 [新聞記事]

2019.7.9


こんにちは。

キーボードを打っていると眠くなる。特にブログのように自分が文案を練りながら打つ場合、それはほとんどないが、他人が言った言葉を入力する場合は、そこに意識がないから眠くなる。午後ということもあり、眠さは倍増する。そんなときは眠気覚ましにブログを打つ。我ながらいいアイディアだと自画自賛。


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安倍さんは今、観光立国と称して外国人観光客を呼び込む政策をしている。そして、それを日本経済の柱にしようとしているが、本当にそれでいいのだろうか。

政策といっても向こうが勝手気ままに「日本はいい!」「クールだ」「きれいだ」「フジヤマJapan」「寿司と天ぷら」「マンガ」「アニメ」とか言って、勝手に飛行機に乗ってきているだけのこと。それによる経済効果がどうのこうのと言っているが、そんなことでいいのだろうか。確かに観光地(多過ぎて困っている方たちも多いけど)は潤うだろう、おみやげ物屋さんも潤うだろう、電器量販店も潤うかもしれない。しかし、それを経済の柱に据えるのはどうだろう?イタリアがギリシャがそうであるように、観光産業がメインの国は、それにかかわらない国民は皆死んだ魚の目をしている・・・ような気がしている。

つまり覇気がない。観光は自分たちが考え、作り上げるものではない。それは自然の恵みであり、そのヒトシズクで果実を得ているわけで、決して人間が無から作り出したものではない。確かにそれはインバウンドという言葉にあるように莫大なお金を引き入れる。しかし、それだけでは国は幸せにはならないような気がする。

日本人の勤勉さ、日本人の几帳面さ、日本人の心遣い、これらはすべて「ものづくり」への探究心から来ているのではないか。「切る」、「貼る」、「曲げる」、「結ぶ」この言葉一つ一つの先にすばらしい日本の逸品があることは、日本人であればわかること。また、「切る」、「貼る」、「曲げる」、「結ぶ」には、それを成し得るための道具があり、それも日本人は一つ一つを作り出している。

「ものづくりニッポン」という言葉は伊達言葉ではない。ものづくりがあるからこそ、一つ一つを作り出す粘りが、探究心があるからこそ、今の秩序ある日本がある。

私自身、この言葉を紡ぎながら益々、それを自覚したような気がする。

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